企業が取り組むSNSマーケティング、基礎知識・進め方・成功のコツを解説 【snsforce】

近年のSNSの発展に伴い、SNSを基点とした購買活動も活発になっています。「インスタ映え」「TikTok売れ」という言葉が生まれたように、特に若い世代ではSNSから流行が広がります。いまやSNSマーケティングは既存顧客だけでなく潜在層にもアプローチできる重要施策です。

 

とはいえ、SNSマーケティングと一言で言っても、やるべきことは非常に幅広く、企業の皆様は「何から手をつければいいのか」と悩んでいるのではないでしょうか?

そこで、SNSマーケティングの基礎知識から始め方、成功事例までを網羅的に紹介します。段階に合わせて必要な情報をまとめていますので、ご一読いただければ幸いです。

 

SNSマーケティングとは

SNSマーケティングは、Instagram(インスタグラム)やX(旧Twitter)などのSNSを利用するマーケティング活動です。まずは主な手法と各SNSの特徴を見てみましょう。

 

SNSマーケティングの主な手法

以下の6つが、SNSマーケティングの代表的な手法です。

  • アカウント運用
  • SNS広告配信
  • SNSキャンペーン
  • ソーシャルリスニング
  • UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用
  • インフルエンサーマーケティング

 

「アカウント運用」とは、言葉どおりSNS上に企業の公式アカウントを持ち、日々投稿・発信することです。広告費をかけない自然な投稿を「オーガニック投稿」、広告費を払う投稿を「ペイド投稿」と呼びます。

 

通常投稿や広告が日々の情報発信なら、SNSキャンペーンは短期間で話題を作るイベント施策です。プレゼント企画やハッシュタグ投稿、フォトコンテストなど、ユーザー参加型のキャンペーンはバズれば大きな影響が見込めます。

 

ソーシャルリスニングは、ユーザーの投稿やコメント、口コミを収集して分析し、自社商品に対するユーザーの感情を読み取る手法です。たとえば、インスタライブ分析ツール「snsforce」なら、通常は消えてしまう配信中のコメントや反応したフォロワーをログとして残せるため、ユーザーの本音を分析するのに最適です。

 

UGC(ユーザー生成コンテンツ)は、広告や企業が依頼した投稿とは異なり、ユーザーが自発的にSNSに投稿したコンテンツ全般を指します。強い説得力を持ち、「利用者のリアルな声」として次の一手(再投稿や広告)に展開できます。

 

広告や投稿のなかでも、インフルエンサーを起用する施策は、特に「インフルエンサーマーケティング」と呼ばれます。

インフルエンサーマーケティングの具体的な進め方や事例は以下もぜひお読みください。

≪関連記事≫

企業向け・インフルエンサーを起用したSNSでのPR戦略と成功事例を紹介

KOLマーケティングとは?効果的なやり方・注意点・成功事例を紹介

 

主要SNSプラットフォームの特徴と、向いている業種・商材比較

SNSはそれぞれメインユーザーや特徴が異なります。SNSマーケティングを成功させるため、まずは各プラットフォームの特性や強みを理解しておきましょう。その上で自社の目的に合ったSNSを選定することが重要です。

 

SNS 国内ユーザー数 主要年齢層 特徴 向いている業種
Instagram 6,600万人 10~30代女性 ビジュアル重視 美容、ファッション、飲食
X(旧Twitter) 6,800万人 10~40代 リアルタイム性 BtoC全般、エンタメ
TikTok 3,300万人 10~20代 ショート動画 若年層向け商材
Facebook 2,600万人 40~60代 実名制 BtoB、高単価商材

 

それぞれのSNSの特徴やユーザー層、向いている業種業界を解説します。主要なSNSのマーケティングのコツも今後記事を公開していきますので、ぜひあわせてお読みください。

 

【Instagram】

Instagram(通称:インスタ)は、ビジュアル重視で、写真やショート動画を通じてブランドの世界観を伝えられるSNS。若年層・女性層への訴求力が強い反面、セールス感の強い投稿は敬遠される傾向があります。いかにも「広告」というビジュアルは避け、投稿する画像や動画も一定以上のクオリティや美しさを保ちましょう。

 

Instagramのライブ配信機能「インスタライブ」の企業向け活用法は、こちらの記事でも解説しています。
インスタライブを配信・視聴するには?基本~企業での活用方法まで徹底解説

 

TikTokを活用したマーケティング手法については以下の記事もご覧ください。
TikTokマーケティングを始めよう!特有のメリットと成功のポイント

 

【X(旧Twitter)】

リアルタイムで情報が流れ、リポストによる拡散が速いのが特徴です。速報性・会話性を活かしたブランド発信に向いていますが、ネガティブな情報拡散も速い点には注意が必要です。炎上リスクを避けるため、企業・ブランドとしてふさわしい発言かどうかを常に意識して運用しましょう。

 

【TikTok】

若年層を中心に人気のSNSで、拡散力に優れています。ユーザー参加型コンテンツやバズの発生が起きやすいものの、「動画の投稿者が誰か」よりも「動画そのもの」が注目されるため、継続的な投稿が必要です。購買行動に影響を与えやすく、SNS内で購入まで完結できる「TikTok Shop」も提供されていますので、特にEC・通販を行う業種では必須のSNSといえます。

 

【Facebook】

幅広い年齢層にリーチできるSNSで、実名登録を基本としています。実名登録の信頼感からコミュニティを構築しやすいのが特徴です。他SNSでは届きにくい40代以降にもアプローチできるのが強みですが、XやTikTokのような爆発的な拡散を期待するよりも、フォロワーとの交流や広告出稿などに向いています。

 

企業がSNSマーケティングに取り組むべき理由

SNSマーケティングには、いま取り組むべき明確な理由があります。代表的なSNSマーケティングの特徴とメリットを5点ご紹介します。

 

認知度の向上

いいねやシェアによる拡散効果でフォロワー以外にも届くリーチの広さ、そして、バズれば爆発的に広がる拡散力がSNSの強みです。企業やブランドに興味を持つフォロワーに向けた質の高い発信を続ければ、より多くのユーザーにリーチを広げられます。

 

ブランディングの強化

企業の公式サイトやECサイトは、よほどのファンか購入者でなければ頻繁に訪問してくれません。それに対し、SNSの投稿は自然と目に入るためユーザーとの接触回数を増やせます。

 

  • 商品開発秘話を見せてブランドや企業の想いを伝える
  • スタッフの日常を投稿して親近感を持ってもらう

など、さまざまな見せ方で自然にブランディングを強化していきましょう。

 

顧客ロイヤリティの向上

TVや雑誌などと比べ、心理的な距離が近いといわれるSNSは「ファン」を作りやすい場でもあります。

 

公式サイトや商品ページの情報は、企業側からのいわば一方通行の発信です。一方でSNSは、コメントやDMでユーザーと双方向のコミュニケーションが取れます。いいねやシェア、コメントといったユーザーの反応にこちらも応答することで、つながりができ関係性を強められます。

 

データを根拠にしたPDCAサイクル

以下のようなレスポンスによって、投稿後の反応がリアルタイムでわかることもSNSの大きなメリットです。

  • いいね
  • シェア
  • コメント
  • ブックマーク

 

広告は掲載期間が終了してから効果を測定するケースがほとんどですが、SNSなら投稿後の反応をリアルタイムで感じながらすぐに次の対策を考えられます。

 

たとえば、普段の投稿よりも「いいね」数が伸びない場合は、投稿内容を見直して次に活かします。フォロワー数は多いのに反応が落ちてきたという場合は、フォロワーの興味や関心が離れている状態かもしれません。過去投稿も参考に改善し、PDCAを回していきましょう。

 

購買ファネルすべてにアプローチが可能

これまでのマーケティングでは、認知・興味・比較・購入といった購買ファネルごとに異なる施策が必要でした。

たとえば、認知向けの広告施策や比較・検討段階でのLP誘導など、各ファネルに応じて以下のような複数の施策を組み合わせて運用します。 

  • 認知(潜在層):バナー広告・TVCM・記事広告
  • 購買促進(顕在層):リスティング広告・LP誘導
  • リピート(既存顧客):メルマガ

 

しかし、SNSマーケティングは、ひとつの場ですべてのファネルにアプローチできます。

株式会社ホットリンクが提唱したULSSAS(ウルサス)という購買行動モデルで説明すると、たとえば企業のSNS投稿をきっかけに、以下のサイクルが循環し、次のUGC創出まで実現するのが特徴です。

U:UGC(User Generated Content)
ユーザーが投稿した写真・レビュー・動画(ユーザー生成コンテンツ)

L:Like(いいね)
UGC投稿に興味を持った人のリアクション

S:Search(SNS内検索)
ハッシュタグ検索などで、他の感想や使い方をリサーチ

S:Search(外部検索)
Google検索や公式サイトでより詳しい情報を探す

A:Action(行動)
商品の購入・サービス申込みなど、実際の行動を起こす

S:Share(共有)
自分の体験を投稿してシェア

 

SNSマーケティングの始め方

SNSマーケティングを始める際には、以下のステップで進めます。

SNS運用は積み上げ式で進めましょう。

 

企業アカウントの特徴や方向性をしっかり構築するために、まずは「目的」を決めることが最優先です。とはいえ、いきなりすべてのSNSに取り組むのではなく、ひとつのSNSから始めて段階的に拡大していくことをおすすめします。

 

もう1つ重要なのが、コンスタントな投稿・運用です。

 

時間に余裕があるときだけ発信をしていては、フォロワー数もインプレッションも伸びません。単純接触効果を狙うためにも、いつ・何を・どのような形で配信をするかを事前に計画し、定期的な発信を徹底しましょう。担当者や効果分析のタイミングまで決められたら、立ち止まることなくSNSマーケティングを進められます。

 

SNSマーケティングの具体的な始め方、各ステップの詳細な実践方法を網羅的に解説した記事も今後掲載しますので、ぜひそちらもお読みください。

 

SNSマーケティング会社を検討

SNSアカウントの育成は中長期的な施策です。まずは続けることが重要なので、社内リソースで対応が難しい場合は外注化の検討も必要です。他にも、以下のような場合はSNSマーケティング会社に依頼するのがおすすめです。

  • SNS担当者を配置できない
  • 複数のSNSを同時運用したい
  • 短期間で成果を出したい
  • インフルエンサーマーケティングを実施したい
  • 炎上リスクを最小化したい

 

SNSマーケティング会社に依頼する際は、得意とするSNS・サービス提供範囲・費用感を事前に確認しておきましょう。

 

「費用が持つかどうか…」という場合、完全丸投げではなく、自社に知識とノウハウがストックできる並走型のサービスを利用すれば、いずれは内製化も目指せます。

 

部分的にリソースが不足する場合、TailorApp(テイラーアップ)ならその部分に特化したオーダーメイドの支援サービスを提供いたします。どのようなお悩みでも、ぜひTailorAppにご相談ください

 

SNSマーケティング会社について詳しく解説した記事も公開予定ですので、そちらもぜひあわせてご覧ください。

 

またインフルエンサーを起用したSNSマーケティングを検討しているなら、以下の記事

【比較】インフルエンサーマーケティング会社おすすめ6選|タイプ別の特徴と選び方を解説

もお役に立ちます。

 

SNSマーケティングを学べるセミナー・勉強方法

SNSマーケティングの成功には継続的なキャッチアップが不可欠です。新しいSNSが登場したり、機能が実装されたり、トレンドが移り変わったりするため、公式ブログやヘルプセンターを定期的にチェックして最新情報をキャッチアップし続けましょう。

 

各SNSが公式セミナー・学習プログラムを用意している場合は、それらの活用も有効です。SNSマーケティング自体の情報や学習なら、業界カンファレンスやSNSマーケ専門メディアのセミナー、オンラインコミュニティへの参加もおすすめです。

 

また、SNSマーケティングを内製化するために、社内で専任担当者を決めてノウハウや知識を集中するのもひとつの戦略です。

 

TailorAppでは、商品の見せ方、台本の作り方など、ライブ配信に必要な知識を学べるLIVEコマーサー研修「LIVURU EDUCATION」を提供しています。花王様の化粧品ブランドでも導入された実績がある研修で、SNSで販売するための知識とスキルを身に付けられます。興味のある企業の皆様はぜひ以下よりお問い合わせ下さい。

 

1対多のデジタル接客を可能とする「LIVURU EDUCATION」

 

 

SNSマーケティング成功事例

最後に、実際にSNSマーケティングで成果を出した企業の事例を紹介します。

 

SNSマーケティングで成功するために押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

【成功事例に共通する5つのポイント】

  1. 明確なターゲット設定
  2. 一貫したブランドトーン
  3. 双方向のコミュニケーション
  4. データ分析による改善
  5. 長期的な運用視点

 

成功している企業は、上記のポイントを抑えた施策で成果を収めています。具体例をいくつか見ていきましょう。 

 

インスタライブを活用したインフルエンサーPRでコメント400件超え

食料品の宅配を手掛けるA社様は、ターゲットと親和性の高いインフルエンサーを起用し、コメント投稿でクーポンを受け取れるインスタライブキャンペーンを実施しました。

またsnsforce」を導入してコメント投稿者にDMを自動送信し、自然な流れでLPに遷移させることに成功しています。課題であったPRからの宅配登録の発生も目標をクリアしました。

 

SNS投稿へのコメントという形でキャンペーンに参加してもらうことで、ユーザーとの双方向コミュニケーションを図った事例です。

 

リレー形式のライブ配信で総視聴者数16万人突破

飲料品メーカーB社様は、ブランドが掲げるテーマを疑似体験してもらうために、各ジャンルのKOL(キーオピニオンリーダー)を起用したリレー形式のライブ配信を実施しました。結果として、平均同時視聴者数4,600人、コメント約2万件と高いエンゲージメントを記録。

 

長期的な視点で一貫したブランドトーンを伝え、ブランディング強化とエンゲージメント向上を同時に実現した好例です。 

 

SNSを起点に若年層の持つイメージを刷新しリブランディング

豆乳を扱うC社様の課題は、Z世代が持っている「豆乳は飲みにくい」というイメージにありました。リブランディングのため、PRには日常から豆乳を愛飲するKOLを起用。自身の言葉で飲む理由を語ることで、Z世代への訴求に成功しました。

 

ターゲット設定とトーン設計を徹底することで、ターゲットに共感してもらいネガティブイメージの払拭とリブランディングを達成しています。

 

より詳細な企業の成功事例も別記事で紹介しますので、公開されましたらそちらもあわせてご覧ください。

 

今日から始められるSNSマーケティングの3つのアクション

SNSマーケティングは、企業にとって、購買ファネルすべてにアプローチできる重要施策です。成果を出すためには、各SNSの特性を理解して自社に合ったプラットフォームを選ぶ必要があります。

 

SNS運用は中長期的な視点が必要なため、継続性を重視し、それが難しい場合は外注も検討しましょう。自社に情報をストックできるように相談しながら進めたら、いずれは内製化に切り替えることも可能となります。

 

まずは、以下の3つのアクションから始めてみましょう。

  • SNSを通じて何を成したいのか考える
  • ターゲットがどのSNSを使っているか調査
  • まずひとつ、SNSでアカウント開設

 

TailorAppは、これまで売上アップやエンゲージメント向上、OMO(オンラインとオフラインの融合)など、目的に応じた数々の施策を実施してきました。SNSアカウントの運営やライブ配信の企画、キャスティングなどに不安がある場合はTailorAppにご相談ください。貴社のニーズに合わせたサポートを提供いたします。

 

コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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