KOLとKOCでは役割が違う!UGCで売上アップのコツ 【snsforce】

「ライブコマースに力を入れているのに売上が伸びない…」とお困りの企業ご担当者様へ。その理由は、KOLとKOCの選び方やキャスティングがうまくいっていないからかもしれません。

 

KOLもKOCも広い意味ではインフルエンサーですが、ライブ配信やライブコマースでは起用のしかたが異なります。両者の違いを理解し、うまく組み合わせることができれば成果はぐっと高まります。

 

本記事では、KOL・KOCの特徴やUGC(ユーザー生成コンテンツ)との関係、施策を効率的に支援する「snsforce」、さらにTailor Appが提供するKOLやインフルエンサーのキャスティングサービスについてもご紹介します。

 

「影響力の大きいKOL」と「身近で一般消費者に近いKOC」の特徴と違い

KOL(Key Opinion Leader/キー オピニオン リーダー)とKOC(Key Opinion Consumer/キー オピニオン コンシューマー)はどちらもインフルエンサーに含まれますが、役割は大きく異なります。以下の表で違いを整理します。

KOL=Key Opinion Leader
(キーオピニオンリーダー)
KOC=Key Opinion Consumer
(キーオピニオンコンシューマー)
インフルエンサー
(KOLとKOCを含む総称)
特徴
  • 特定ジャンルで強い影響力を持つ著名人や専門家
  • 一般消費者よりも少しフォロワーの多いマイクロインフルエンサー
  • SNSで影響力を持つ発信者全般
フォロワー数(目安)
  • 数十万〜数百万人規模
  • 数百〜数千人規模
  • 幅広い:数百〜数百万(ジャンルや専門により異なる)
強み
  • 専門性や権威性
  • 話題化のしやすさ
  • 共感力のあるリアルな口コミ
  • 購買意欲を後押し
  • 目的に応じて認知〜購買まで幅広く活用可能(選定次第)
費用
  • 高額(数十万〜数百万円規模も)
  • 低コストで多数起用が可能
  • 数千円〜数百万円
  • KOC〜KOLを含むため、幅広い費用感
効果
  • 一気に認知を拡大し、新規顧客獲得につながる
  • 購買率を高め、リピートや口コミ拡散を促進。
  • 選定した層に応じて認知〜購買まで多様な効果

 

実際の活用では、新商品やキャンペーンの立ち上げなど商品を知ってもらう段階にはKOL、購入やCVを増やす段階にはKOC、ファン化やリピート促進にはKOCとUGCを組み合わせるなど、フェーズに応じた戦略をとる必要があります。

 

特にライブコマースやSNSキャンペーンでは、まずはKOLで話題作り→KOCが口コミを広げる、という流れが理想的です。自社がいまどのフェーズにあるのかを正しく把握し、それに合わせてKOL/KOCを起用しましょう。

 

▼ライブコマースに特化した出演者「ライブコマーサー」については下記の記事で詳しく紹介しています。出演依頼時の注意点についても解説しているのでぜひ参考にしてください。

ライブコマースに出演する「コマーサー」「KOL」「インフルエンサー」の違いとは 

 

KOL・KOCとUGC(ユーザー生成コンテンツ)との関係

UGC(User Generated Content/ユーザー生成コンテンツ)とは、消費者自身が投稿する口コミや写真、動画のことです。企業広告よりも「リアルで信頼できる情報」として受け止められるため、購買意思決定に大きな影響を与えます。

 

KOLの発信は話題の火付け役となり、SNS上で認知を一気に広げる力があるものの、ハッシュタグキャンペーンなど企業からの依頼による投稿も多いため、広告感が強く、信じてもらえないこともあります。

 

一方、KOCは一般消費者に近い立場からリアルな口コミやレビューを発信するため、信頼できるUGCとして蓄積され購買を後押しします。

 

つまりKOLはライブコマースやSNS発信で認知の入口をつくる役割、KOCは自然なUGCを通じて購入を促す役割を果たします。KOL/KOCをライブコマースや起用する際は、上記の役割の違いを理解しておくのが成功のコツです。

 

なお、KOLはもちろん、KOCであっても、商品提供や報酬支払いの伴うレビュー・口コミ投稿を依頼する場合は広告(PR)や提供を受けた旨の明記が必要ですので、依頼時には忘れず伝えましょう。

 

KOL・KOCのキャスティングにおける注意点

KOLとKOCはそれぞれ得意なことが違うため、マーケティングをどちらか一方に依存すると失敗したり、成果が出なかったりする可能性もあります。

 

KOLは影響力が大きい分、起用時には慎重な設計が求められます特に注意したいのは、炎上や不祥事のリスクが高い点、そして広告色が強く出やすく、UGCや共感に直結しにくい傾向があることです。

 

対策として、ガイドラインを設けて事前に共有し、リスクヘッジを徹底しましょう。また、ライブ配信や投稿では「宣伝」よりも「共感」を感じさせるストーリー(台本)にすることで、自然な発信に近づけることができます。

 

一方、KOCはリアルで親しみやすいのが強みですが、個々の拡散力はKOLより小さく、どの発信が成果につながったのか見えにくくなる点に注意が必要です。また、等身大で自由な投稿が多い分、トーンや見せ方がバラつきやすくブランドの印象が統一されにくくなることも。

 

拡散力不足への対策としては、複数のKOCを同時に起用して「量」でカバーすること、そして自然な口コミを尊重しつつ、最低限のガイドラインを整えるのが有効です。

 

▼インフルエンサーを起用したSNSでのPR手法や注意点、成功事例については下記の記事で詳しく紹介しています!こちらもぜひ参考にしてください。

企業向け・インフルエンサーを起用したSNSでのPR戦略と成功事例を紹介

 

KOL・KOC施策を後押しするsnsforce

ライブ配信中のデータとファンの反応を一元管理できるツール・snsforceを活用すれば、KOL・KOC施策を「データ分析」と「ファンとの交流強化(関係構築)」の両面から強化できます。

 

【snsforceが得意なこと】

  • インスタライブ告知機能InstagramとXを横断して、ライブを自動告知
  • データの記録・可視化:ライブ配信の視聴者数やコメント数を自動取得し客観評価
  • DM自動送信機能:コメントやDMをきっかけに、クーポンや案内を自動送信
  • 高速PDCA:分析結果を運用に反映し、ROIを最大化

 

snsforceインスタライブ配信中のデータを自動で記録し、視聴者数やコメント数を完全に残せます。これにより、KOL・KOCの配信がどの程度の影響力を持っていたのかを客観的に評価でき、どの場面で反応が良かったのか、どんな層が熱量の高いファンなのかを分析できます

 

また、配信中のコメントやDMをトリガーとしたクーポンやサンプリング案内の自動送信も可能です。KOLやKOCから届くDMは、ファンにとって自分に届いた特別なメッセージとして受け取られやすく、購買やUGC投稿へのモチベーション向上につながります。

 

企業側はこうした反応をすべて取得・管理できるため、熱量の高いファンを逃さず、関係構築や強化が実現します。

 

さらに、取得したデータをもとに次回のキャスティングやコンテンツ内容を最適化できるのも大きなメリットです。どのシーンを切り抜いてショート動画にすればよいかなど、改善の方向性を素早く見極められるため、PDCAを短いサイクルで回すことができます。

 

snsforceで「売り上げが上がる仕組みづくり」から始めてみませんか?

 

KOLとKOCを理解して自社の目的・フェーズに合った戦略を取ろう

ここまで、KOLとKOCの違いや活用の仕方についてご紹介してきました。

 

  • KOLは一気に認知を広げたいときに強い味方
  • KOCは身近さを活かして購買を後押しできる存在
  • 両方を組み合わせることで、より自然で信頼されるUGCが広がる

 

大切なのはKOLとKOCのどちらか一方に頼るのではなく、自社の目的や状況に合わせてバランスよく取り入れることです。

 

snsforceを活用すれば、データで裏付けされた一歩を踏み出せます。

 

また「KOLとKOCの違いや活用の仕方は分かったが、自社でやるにはリソース不足…」「キャスティングや分析のノウハウが足りないかも…」と感じるご担当者様もいるかもしれません。

 

実際、KOL・KOC施策を効果的に進めるには、キャスティングの選定力、配信演出のノウハウ、データ分析やファンアプローチの仕組みなど、幅広い知識とネットワークが必要になります。

 

効率よくKOLやKOCの起用を進めたい企業の皆様のため、Tailor Appでは豊富な実績に基づき、目的別に最適なKOL・KOCのご紹介も行っております。

 

 

 

貴社に最適なKOL・KOC探しは、ぜひTailor Appへお気軽にご相談ください。

コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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