UGCとは?企業がインスタでUGCを生み出すコツと、コスパ良く成果を上げるとっておきの方法 【snsforce】

自社の商品サービスをInstagram(インスタグラム)をはじめとするSNSで発信している、あるいはしようとしている企業の皆様は、「いまマーケティングで効果的なのはUGCである」と見かけたことはありませんか?

 

本記事では、UGCとはどういう意味なのか、インスタを活用してUGCを生み出すにはどのような方法があるのか、事例をまじえて紹介します。

 

また、インスタライブからUGC風の広告クリエイティブを切り出すことでCPA(顧客獲得単価)を抑え、広告の費用対効果が劇的に上がるとっておきの方法も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

UGC(User Generated Content/ユーザー生成コンテンツ)の意味

企業の広告よりも、一般ユーザーのSNS投稿(=UGC)で商品の評判をチェックする人は少なくありません。ここではそんなUGCの意味を説明します。

 

UGCとは

UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、企業ではなく一般のユーザーが作成し、SNSやブログに投稿するコンテンツを指します。

 

例えば、商品のレビュー、使用写真や動画などがそうです。インスタグラムでは、ハッシュタグをつけたフィード投稿、ストーリーズでの紹介、リール動画などがそれにあたります。

 

例えば、カフェで撮影したラテアートの写真に

 

  • #京都カフェ巡り
  • #カフェ好きな人と繋がりたい
  • #〇〇カフェ(店名)

 

などのハッシュタグがついた投稿がUGCの一例です。企業が直接宣伝を行うのではなく、実際に訪れたユーザーが自然な形でお店やブランドを紹介するため、よりリアルな魅力が伝わり、自然にターゲットユーザーにリーチできるメリットがあります。

 

UGCとCGM、口コミとの違い

UGCと似た用語にCGMや口コミがありますが、それぞれ異なる特徴を持ちます。違いを次の表にまとめました。

 

UGC(ユーザー生成コンテンツ ) CGM(消費者生成メディア) 口コミ
定義 一般ユーザーが作成したコンテンツ 消費者が投稿できるメディア 消費者同士の情報共有
特徴 企業の関与が少ないため、自然な投稿が多い UGCを含む幅広い概念 テキスト以外でもリアルな会話でも良い
主な

媒体

SNS(インスタグラム、X、TikTokなど)、ブログ 口コミサイト、ブログ、SNS SNS、対面、口コミサイト
企業の関与 ほぼなし(ユーザーの自発的な投稿) 企業がプラットフォームを提供するケースが多い なし(あくまでも個人の意見)
代表的な例 旅行先の写真を撮影し、個人のSNSに投稿する 企業が運営するレビューサイトや、食べログのようなユーザー投稿型のグルメサイトに投稿する Xやインスタグラムのコメント、対面で友人に「このレストラン美味しかったよ」と伝える

 

インスタではこうしてUGCを生み出そう

インスタグラムでUGCが生まれやすくなるためには、企業の発信時にもプラットフォームの特性を理解することが重要です。事例もご紹介しますので、活用法に悩んだときの参考にしてください。

 

インスタにおけるUGCの特徴

インスタグラムでのUGCは、以下のような特徴を持ちます。

 

  • 視覚的なUGCコンテンツが有利
  • ハッシュタグ検索の活用

 

インスタグラムは画像や動画がメインのプラットフォームであり、ユーザーが商品やサービスを直感的に理解しやすいのが特徴です。例えば、ファッションブランドが新作の着こなしをユーザーにシェアしてもらうことで、視覚的に魅力を伝えられます。

 

ほかにも、ハッシュタグを利用した検索が特徴です。例えば、「#スニーカーコーデ」のハッシュタグをつけた自社商品に関する投稿(UGC)は、同じタグで検索したユーザーのフィードにも表示され、認知向上や新しい顧客の獲得につながる可能性があります。

 

視覚的に訴求しやすい商品やサービスと相性が良いインスタグラムでは、特に以下のようなカテゴリーでUGCの反響が大きい傾向にあります。

 

  • ファッション・アパレル:実際に着用した写真が投稿されやすい
  • コスメ・美容:ビフォーアフターの写真やメイク動画が人気
  • 飲食・カフェ:料理の写真やカフェの雰囲気が視覚的に伝わりやすい
  • インテリア・雑貨:おしゃれな部屋のコーディネート写真がインスタで映える
  • ガジェット・家電:使用感や機能を動画で紹介しやすい

 

具体的なインスタでのUGC活用例

インスタグラムでのUGC活用は、多くの業界において効果が期待できます。マーケティング戦略の一環として取り入れ、より多くのユーザーにリーチするための工夫を施しましょう。以下に、代表的なUGCの活用方法を紹介します。

 

キャンペーン内容 具体的な活用方法
ハッシュタグを使ったキャンペーン 特定のハッシュタグを設定し、ユーザーに投稿を促すキャンペーンを実施。自然な形でUGCを生み出しやすい。

例えば、「#〇〇チャレンジ」のような投稿を募集し、参加者に抽選でプレゼントを提供する手法がよく用いられる。

ユーザーの投稿をストーリーズで紹介 ブランドの公式アカウントがユーザーの投稿をストーリーズでシェア。UGCを活用しながらエンゲージメントを高められる。

例えば、レストランが来店者の投稿をシェアすることで、新規顧客にリーチできる。

商品タグをつけた投稿 インスタグラムのショッピング機能(※)を活用し、UGC投稿に商品タグを付与。購買導線をスムーズにできる。

例えば、コスメブランドがファンの投稿にタグをつけて公式サイトへ誘導することで、投稿を見たユーザーがそのまま購入ページへ移動でき、コンバージョン率の向上が期待できる。

 

※インスタグラムのショッピング機能は、プロフィールやストーリーズに商品購入ページへのリンクが貼れる機能です。企業が導入する場合、費用は無料ですがいくつか条件があるので、下記の記事で詳しくご覧ください。

疑問解決!Instagramショッピングの機能と始め方をまるっと解説!

 

インスタライブから作ったUGC風クリエイティブは効果絶大!

インスタライブを活用し、UGC風のショート動画広告を作成すると、広告効果を大幅に向上できます。

 

インスタライブから切り出したショート動画は、ユーザーが投稿したかのような自然な印象を与え、広告らしさが薄れるため、スルーされにくくなります。さらに、1回のライブ配信から複数のショート動画を切り出せるため、新たに撮影する手間が省け、コスパの良い広告を展開できます。

 

ある企業では、トライアルキットによるCPA(顧客獲得コスト)の上昇が課題でした。

 

その解決策としてターゲットフォロワーを持つキャストを起用して、インスタライブを実施。UGC風広告を制作し、CPA(顧客獲得単価)を従来の半分以下に抑えることに成功しました。

 

成功のポイントは、インスタライブの盛り上がりをデータで記録し、どの部分が視聴者の関心を引いたのかを分析し「どの部分をUGC風広告にするか」です。これを実現するには、本来は消えてしまうはずのコメントしたフォロワーやコメント内容をログとして保存できるツール・snsforceの導入が有効です。

 

事前にシナリオを設計し、ショート動画への加工を想定したライブ配信を行うと、より効果的なUGC風広告を生み出せます。

 

▼インスタライブの基本的な編集方法、効果的な編集テクニック、編集後のインスタライブを効果的にシェアする方法に関しては下記の記事で詳しく解説しています。

インスタライブは編集してとことん使い回そう!企業のSNSマーケ活用術

 

インスタからのUGC創出を最大化するツール・snsforceをぜひご活用ください

UGCは、消費者のリアルな声を活かしたマーケティングに欠かせない要素です。特にインスタグラムでは、視覚的なコンテンツの拡散力が強く、ハッシュタグキャンペーンやストーリーズ活用などを通じて、ブランドの認知度や購買意欲を高められます。

 

効果的なUGCを創出する背景には、ユーザーが商品やブランドのどこに魅力を感じているのかを正しく把握することが欠かせません。ライブ配信やライブコマースを通じて、リアルな顧客の反応やコメントを記録し、さらに分析しましょう。

 

snsforceを活用すれば、ライブ配信中のデータを蓄積し、どの場面で視聴者が最も関心を持ったのかを分析できます。これにより、次回の配信や広告クリエイティブの最適化が可能になり、より効果的なUGC創出につながります。

 

インスタグラムでのUGCを最大限に活用し、ブランドの成長を加速させるために、ぜひsnsforceの導入をご検討ください。

 

「インスタライブやUGCについてはよく分かったけど、ライブ配信に関するリソースや知見が足りない」という企業様向けに企画から台本作成、キャスティングまでライブコマースに必要なすべての工程をワンストップでお任せいただけるサービスをご用意しました。

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コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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