ライブコマースは、ライブ配信で商品を紹介して購入につなげる販売手法です。リアルタイムの映像と音声でECサイトの商品ページ以上の情報を伝えられ、ライブ配信中に質問して回答をもらうという双方向のコミュニケーションが可能です。
企業はライブコマースを通じてさまざまな成果を得られます。ECでの売上拡大はもちろん、自社のブランディングや顧客からのエンゲージメント向上、実店舗への集客も期待できるでしょう。
しかしライブコマースは配信中だけでなく、企画からキャスティング・台本・機材などライブ配信準備、ECの整備、分析と改善などさまざまな工程が必要です。
準備や実施において自社のリソース不足があきらかな場合は、ライブコマース支援サービスを検討してはいかがでしょうか?
この記事では、ライブコマース支援サービスをタイプごとに紹介します。御社に最適なライブコマース支援サービス選びの一助になれば幸いです。
Contents
リソース不足とならないための「支援」
ライブコマースで成功するためには、プランニング・ライブ配信・EC環境の3点が重要です。
- 商品
- 配信の目的
- ターゲット
- プラットフォーム選定
- 企画と台本
- 出演者
- EC環境
上記はきちんと決めたい最低限の項目で、これらを明確にできればライブコマース成功の確率は高まります。
しかし、実際のところ、設定したり確認したりしなければならないもっと細かなポイントがたくさんあります。
- 撮影・配信環境
- 配信する時間帯
- 配信時間
- 購入動線
- 在庫管理
- 決済システム
- テスト配信
- 配信の予告
- 集客方法
- アーカイブのシェア
- お礼の投稿
- 改善点の洗い出し
細かな部分まで網羅しようと考えると、時間や人的リソースに余裕がないとかなり大変です。実際に、ライブコマース実施にあたってリソース不足に悩む企業は少なくありません。
そういったときに利用したいのが、支援サービスです。部分的なサポートを提供するサービスはもちろん、ライブコマースの全工程、つまりコンサル・教育・手配代行などを一手に任せられるサービスもあります。限りある自社のリソースを有効活用するためにも、支援サービスの利用を検討してみてください。
ライブコマースの始め方については以下の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
▼【ゼロから始めるライブコマース】企業が知っておきたい基本と導入ステップ
ライブコマース支援サービスとは?事前に検討しておくポイントは
「ライブコマース支援サービス」を比較するにあたっては、2段階の比較が必要です。
1段階目は、数種類あるツール・プラットフォームのうち、どのタイプを選ぶのか。
2段階目は、各サービスの提供内容や価格を比較し、最終的な依頼先を決定します。
そこで、まずはライブコマース支援サービスの分類ごとに特徴やできることを解説します。
▼「今すぐ各サービスを見てみたい!」という方は以下よりページ後半にお進みください。
ライブコマース支援サービス比較
ライブコマース支援サービスの分類
既存のライブコマース支援サービスには、以下のような分類があります。
- ライブコマース配信ツールやプラットフォーム
- 配信者事務所
- 広告代理店
- ライブ制作全般を支援するサービス
ライブコマース配信ツール/プラットフォーム | ライブコマースのコンサルティング
ライブコマース制作代行 |
配信者事務所 | ライブコマースの出演を依頼
ライブコマーサーの育成 |
広告代理店 | クライアント企業の広告宣伝活動
ライブコマースの集客・配信のサポート |
ライブ制作支援サービス | ライブコマースに対する全般的な支援・代行
伴走型コンサルティング |
最適なライブコマース支援サービスを選ぶ基準
ライブコマース支援サービスを選ぶ際は、以下の3点を基準にしましょう。
- どの部分を支援してほしいのか
- 見込み利益に対して無理のない費用感か
- 今後のライブコマース運用にマッチするか
それぞれの具体的な基準について解説します。
1.どの部分を支援してほしいのか
まずは、ライブコマースを実施する場合、自社になんらかの課題があるか考えてみて下さい。課題があるなら、どの部分にどれくらいでしょうか。
たとえば、
- 自社にwebに詳しい人材がいない
- 自社にECに詳しい人材がいない
- 自社にライブ配信に出演できそうな人材がいない
- 担当者が兼任または多忙で、リサーチや準備を行うリソースがない ほか
上記のような課題が複数あがってくれば、それを優先度順に並べ替え、上位の課題メインで対応してくれるサービスを選ぶのがもっともおすすめの選び方です。
「社内に知見がなく、企画から販売までライブコマース運用全般に不安がある」なら、トータルでサポート&伴走型でコンサルティングしてくれるサービスが良いでしょう。
「企画はある程度固まっている」「自社ECサイトで日々の集客と売り上げが見込めている」という状況で、実際の配信だけ自信がないのであれば、ライブコマース配信作業や出演者のアサインに特化した支援サービスが適しています。
2.見込み利益に対して無理のない費用感か
費用対効果は、サービス導入時のもっとも重要な選択基準の1つです。
支援サービスを利用する場合は、ライブコマースの見込み利益に対して無理のない費用感のレベルを事前に設定し、損益分岐点を把握しておきましょう。
検討中の支援サービスに月額の固定費が発生するのか依頼時にのみ費用が発生するのかもチェックが必要です。
ライブコマース導入から数カ月は、ノウハウ蓄積のためライブコマースで赤字になってもいいと割り切るのもひとつの選択です。その後、総合的な支援から部分的な支援に切り替えるなど、徐々にコストを減らしていきましょう。
▼ライブコマースの費用についてもっと詳しく知りたいなら、こちらの記事もどうぞ
3.今後のライブコマース運用にマッチするか
支援サービス選択時には「やり方を教えてもらいたい」「代行してほしい」のどちらなのかもはっきりさせておきましょう。
いずれはライブコマース運用を社内リソースで賄いたいなら、代行ではなくコンサルや伴走支援が適しています。外部研修で社員を育成するのも選択肢のひとつです。商品開発や店舗の展開などに注力したいのなら、ライブコマースの運営は代行サービスの利用をおすすめします。
ライブコマース支援サービス比較
ここからは分類ごとにライブコマース支援サービスを紹介します。2024年時点での最新情報を掲載していますので、ぜひ導入時の比較検討にお役立てください。
ライブコマース/配信ツールやプラットフォーム
ライブコマース配信ツール・プラットフォームには、大きく分けると以下の3種類があります。
- SaaS型(Webシステム型)
- ECモール型(アプリ型)
- SNS型
SaaS型は、自社ECサイトやアプリにライブコマース機能を組み込んでライブコマースを実現します。各ツールやプラットフォームの運営会社は、導入から実際のライブ配信までワンストップでサポートするサービスも提供しています。
サービス・企業名 | 特徴 | 強み | 向いている企業 |
HandsUP | ライブコマースシステム「HandsUP」の伴走型コンサルティング | ・導入期、稼働期、定着期、本格運用期の各フェーズに合わせたサポート
・ライブ配信アプリ「17LIVE」と「HandsUP」導入実績に基づくノウハウ ・1年半で200を超える導入実績 |
・自社ECサイトにライブコマースを導入しようと考えている企業
・ライブコマースの運用とシステム導入を一緒に相談したい企業 |
LiveKit | 「LiveKit」を運営するBIPROGYによる配信支援 | ・通販・EC業界において30年超の実績
・配信支援メニューでは企画・配信代行から制作面の伴走支援まで個別相談 ・ライブコマースに加えてEC領域での分析、サポートが可能 |
・自社ECサイトにライブコマースを導入しようと考えている企業
・ECサイト構築や分析など、EC領域でも事業課題がある企業 |
ライコマ | 独自のライブコマースツールの提供と運用サポートでライブコマースの成功を目指す | ・Webマーケティングのノウハウをもとに企画や動画コンテンツの活用方法を考案
・ツール導入後も徹底サポート ・サイト構築やデータ分析、企画立案、キャスティングなど必要に応じて選べるメニュー |
・自社ECサイトにライブコマースを導入しようと考えている企業
・ライブコマースに何が必要かイメージできていない企業 |
SharingLive | 企画・撮影・配信まで一貫 して行うトータルサポートでまるっと任せられる | ・モール型プラットフォーム、ライブコマース制作と、ライブコマースに関わるリソースを持っている
・ライブコマースの特化したライバー育成、キャスティングが可能 ・機材とスタジオの提供、スタッフの派遣も可能 |
・ライブコマースに特化した企業に任せたい企業
・地域創生に取り組む企業 |
配信者事務所
「配信は自分たちで準備できそうだが出演者が見つからない」「影響力の大きい人に出演を依頼したい」という場合は、配信者事務所に相談してみましょう。
ライブコマースの出演者には以下の種類があります。
- ライブコマーサー
- KOL(キー・オピニオン・リーダー)
- インフルエンサー
- ライバー
ライバー向けのライブコマース研修や、ライブコマーサー育成に力を入れている事務所もあります。もしかして将来は「ライバー主体のライブコマースに商品を提供して売ってもらう」といった新しい形のライブコマースが生まれるかもしれません。
サービス・企業名 | 特徴 | 強み | 向いている企業 |
セレスト | ライブコマーサーが立ち上げた、ライブコマーサーのためのエージェント事務所 | ・ライブコマース業界5年以上のキャリアに基づいた商品に合わせたキャスティング
・所属ライブコマーサーの月間売上が2,500万円を突破 ・売れた金額に対する成果報酬のため無駄を抑えられる |
・ライブコマーサーに出演を依頼したい企業
・ライブ配信時の対応を出演者に任せたい企業 |
UUUM | 日本最大のYouTuberのマネジメント事務所 | ・YouTubeチャンネル登録者数上位のYouTuberが多数在籍
・博報堂DYメディアパートナーズとライブコマース事業を行う合弁会社「HUUM」設立 ・博報堂DYメディアパートナーズと共に、地上波TV番組放送と並行したライブ配信などの画期的な取り組み事例 |
・YouTube Liveでのライブ配信を検討している企業
・「インフルエンサー」の知名度に頼りたい企業 |
321 | コマーサー育成プロジェクトを進めるライバーマネジメント事務所 | ・インフルエンサーゆうこすが立ち上げたライバー事務所
・所属ライバーは約7,000名で、所属ライバーの67%が20代、71%が女性 ・商品を売るプロフェッショナルとなるコマーサーの育成をサポート |
・レディースアパレルや化粧品を販売する企業
・視聴者の気持ちや好感度を高めることを学んだ「ライブコマーサー」に任せたい企業 |
Carveout | ライブコマース支援も行う芸能事務所 | ・17LIVEパートナーTOP5社にあたる「17LIVE GOLD PARTNER」認定
・ライバーにライブコマース支援「ショーカート」を提供 ・ショーカートでは企画、製造、発送、サイト制作、カスタマー対応を一気通貫で支援 |
・17LIVEでのライブ配信を検討している企業
・ライブコマースを主導できる「ライバー」に出演を依頼したい企業 |
広告代理店
企業の広告宣伝活動を代理で行う広告代理店は、広告を出稿したい企業と広告媒体を運営する企業の橋渡し的存在です。クライアント企業に代わって、商品やサービスの売り上げにつながるプロモーション戦略を立案します。
そのなかで、注目の販売手法であるライブコマースに特化したサービスを提供する代理店も増えてきています。
サービス・企業名 | 特徴 | 強み | 向いている企業 |
電通ダイレクト | 企業のライブコマースを支援するライブコマースソリューション「LIVE X(ライブクロス)」 | ・SNS施策や広告、PRによる集客からライブ配信までフルサポート
・ダイレクトマーケティング専門会社の集客・広告配信戦略 ・テイラーアップとの協業により配信構築、購入促進、配信後の効果分析が可能に |
・ライブコマースだけでなく自社ECやモールへの出店・運用に課題がある企業 |
電通デジタル | 企業にとって有益なコミュニティ形成を目指す「E―Commotion(イーコモーション)」 | ・SNSアカウント分析から導き出すマーケティングゴールに沿った戦略
・SNS運用サポートなど、コマース体験をより加速させるサービスの提供 ・撮影機材や配信スペース、運用チームの提供 |
・SNSの運用に課題がある企業
・単発のライブコマースでなく、顧客体験全体を定義、向上させたい企業 |
博報堂 | 事業課題を解決するための「HAKUHODO Live Commerce+(博報堂ライブコマース・プラス) | ・EC領域に特化した組織「HAKUHODO EC+」のライブコマースに特化部隊
・ライブコマースの戦略設計・企画制作に加え、配信者育成ノウハウを備えた幅広い支援体制 ・ライブコマースをどう事業成長につなげるかという視点での統合的サポート |
・ライブコマースを通じて事業課題を解決したい企業
・ECにおけるサポートも求める企業 |
朝日広告社 | 「Bambuser(バンブーザー)」を活用したプラットフォームの構築サービス | ・Bambuser社と国内におけるセールスパートナー契約を締結
・Bambuser契約のフォローアップから技術サポート、データ分析まで提供 ・Bambuserののメリットと効果を最大限に引き出せる |
・Bambuserの導入を検討している企業
・SaaS型の配信プラットフォームを導入したい企業 |
ライブ制作全般を支援するサービス
ライブコマースの全工程をワンストップでサポートするサービスもあります。
ゼロからライブコマースに取り組む企業や、過去のライブコマースで成果が出なかった企業におすすめです。知見がなくてもすぐにライブコマースを実施できるサービスを利用しつつ、走りながら自社の方向性を徐々に見極めていきましょう。
サービス・企業名 | 特徴 | 強み | 向いている企業 |
Moffly | ライブコマースシステム「TAGsAPI」を提供するMofflyによるライブ配信代行サービス | ・企画立案から配信までをワンストップで提供
・1000回を超えるライブ配信の実績 ・配信システムに付随するコンサルティングサービスで運営体制の構築を支援 |
・自社ECサイトにライブコマース機能を導入したい企業
・配信プラットフォームと配信代行を一社で賄いたい企業 |
ABANK | スタッフの人数やカメラの台数で選べる5つのプラン | ・音楽ライブから官公庁会議までジャンルを問わない配信実績
・年間約300件の配信サポート実績 ・レンタルスタジオは配信依頼で時間単価を値引き |
・ライブ配信の部分をサポートしてもらいたい企業
・カメラで撮影した画質の良い配信をしたい企業 |
Clear-A | 必要なものが全てパッケージ化された、愛媛発の地域特化型ライブコマース | ・コマース機能を備えた配信プラットフォームがサービスに含まれる
・地域の名産を現地で伝える野外からのライブ配信が得意 ・Webマーケティングに生かせる報告書の提供 |
・「デジタル愛媛ツアー」など、愛媛に強みがあるため四国に拠点がある生産企業
・地域創生に取り組む企業 |
LIVURU | ライブコマースに関する悩みを全て解決できる戦略型ライブコマース | ・集客から分析までを一括で任せられるワンストップサービス
・改善ポイントの洗い出しで継続的に成果を上げられる ・LIVURUと組み合せられる関連サービス |
・ライブコマースを始めたいが何から始めたらいいのか分からない企業
・ライブコマースを実施したが成果に結び付かなかった企業 |
ここで、当社の「LIVURU」を少し紹介させてください。
LIVURUは企画からキャスティング・配信・分析と改善まで全体のプランニングを全てお任せいただけます。
- 配信プラットフォームの選定や導入
- 企画や台本の作成
- キャスティング
上記のような自社に最適な判断がつきにくいポイントも、LIVURUが豊富な経験に基づいて成果につながる最適解をアドバイスいたします。
- 視聴者数
- ライブコマースによる売上
- 視聴者の熱量
また上記のように適切なプランニングが欠かせない部分にもLIVURUが施策をご提案。きっと向上を実感していただけます。
- 国内ライブコマース実績本数 No.1
- 導入企業数 No.1
- ライブ配信最大視聴者実績 No.1
- ライブ配信を通じた売上金額 No.1
- サービス数 No.1
LIVURUは、日本マーケティングリサーチ機構が2022年9月に実施した市場調査で、上記5冠を達成しました。是非一度体験してみてください。
▼設計から配信までワンストップで任せられる「LIVURU」の詳細は以下にてお確かめください。
https://livuru.jp/
企業のライブコマース、成果を出すには何をすればいい?
ライブコマースは「ライブ配信」と「Eコマース」を組み合わせた言葉で、ライブ配信で商品を紹介する販売手法です。ライブコマースで成果を出すには、大きく分けると以下の3つが必要です。
- 事前準備
- 実際の配信
- EC環境
それぞれの観点から、具体的にやることをリストアップしてみましょう。
ライブ配信の道筋を決める「プランニング」
事前にしっかり決めておきたいのは以下の3点です。
- 商品
- 配信の目的
- ターゲット
ライブコマースでは、「何を売るか」を最初に決めるのがおすすめです。商品により配信の目的(内容)も変わってくるからです。
例えば、ライブ配信で直接売れやすい高額美容家電などの商品の場合は「ライブ中にどう効果的に売るか」を考えます。その一方で、掃除機などライブ配信で直接売れにくい商品の場合は、ライブ上で売るのではなく「認知獲得」や「あとで購入(例:クーポン渡して実店舗で購入)」などを目的とした配信にするのがおすすめです。
「商品を売る」「エンゲージメントを高めるためのコミュニケーションに留める」など、成果を見据えて配信内容を決めていきましょう。
【エンゲージメントとは】
顧客が企業やブランドに対して好感を抱いたり、「もっと知りたい」と感じて次のアクションを起こしたりしてくれるような心の動きを指します。 |
配信の目的については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひあわせてお読みください。
▼ライブコマース配信アプリ/ツール/プラットフォーム比較【2024年度最新版】
ライブコマースのターゲットも重要です。
過去、40〜50代をターゲットとする商品で認知されていた化粧品ブランドが20〜30代向け新商品の販売タイミングでライブコマースを実施し、新ターゲット層への認知拡大に成功した事例があります。
20~30代に認知度の高いKOLを起用することで、総再生回数は20万回を超え、約100万円の売り上げを達成しました。このように、しっかりとターゲットを絞った施策が成果につながります。
ターゲットの心をつかむ「ライブ配信」
続いて実際のライブ配信の企画段階では、次の3つを決めます。
- プラットフォーム選定
- 企画と台本
- 出演者
ライブコマースで成果を出すには、ターゲットとなる視聴者が多い場所(プラットフォーム)で配信することが大切です。自社ECサイトやSNSなどを比較して最適な配信場所を選びましょう。
ライブコマースを配信できるアプリやツール・プラットフォームの特徴については以下の記事で詳しく紹介していますのでこちらも参考にしてみてください。
▼ライブコマース配信アプリ/ツール/プラットフォーム比較【2024年度最新版】
ライブコマースにおいては、出演者も非常に重要な役割を果たします。プロの売り手であるライブコマーサーやKOLに依頼するのか、商品に詳しい社員が担当するのか、ライブコマースの目的に合った出演者を選びましょう。
ライブコマース出演者の種類については、以下の記事で詳しく説明しています。
▼ライブコマースに出演する「コマーサー」「KOL」「インフルエンサー」の違いとは
成果につなげる「EC環境」
ひとことで「成果」と言っても、その形はさまざまです。適切な成果測定のポイントは「ライブコマースの目的」を明確にしておくこと。
目的が「ブランド理解」「エンゲージメント向上」であれば、視聴者数・コメント数・コメント内容によるインサイト収集などが成果となります。
商品販売を目的とする場合、成果は当然「売上」となるため、購入用のECサイトの準備が不可欠です。自社ECサイトがある場合は、ライブ配信からカートへ導線を作り、十分な在庫数を用意しておきましょう。
EC環境が整っていない場合はできるだけ早期に販売場所を作ります。候補としては次のようなものがあります。
- 自社ECサイトを構築する
- ECプラットフォームを利用する
- ECモールに出店する
- SNSのショッピング機能を利用する
上記のうち、自社サイトの構築は時間と開発費用が最も多くかかります。一方、ShopifyやBASEなどECプラットフォームを利用すれば、比較的短期間でオンラインストアを開設できますが、月額費用や販売手数料は発生し続けます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど既存のマーケットプレイスに出店すると、手軽に多数の顧客の目にとまる機会が手に入る反面、競争が激しく、売上手数料も必要です。SNSのショッピング機能はSNSフォロワーを顧客に変えやすく低コストで始められますが、他の方法と比べると販売機能面は制限が多いでしょう。
どうしても販売できる状態に持って行けない場合は、問い合わせフォームをコンバージョンポイントとする方法も考えられます。
まとめ:今後の運用を見越したライブコマース支援サービスを選ぶ
ライブコマースが注目されるにつれ、さまざまな企業が支援サービスの提供を始めています。利用する際には、コストに見合っており、自社の課題解決につながるサービスを選びたいもの。
支援サービス選びの基準は以下の3点です。
- どの部分を支援してほしいのか
- 見込み利益に対して無理のない費用感か
- 今後のライブコマース運用にマッチするか
自社の方向性にあったサービス選びのヒントとして、以下もぜひご覧下さい。
自社でライブコマース配信できる人材を育成する
将来的にライブコマースを自社リソースで賄いたい場合、社員をライブコマーサーとして育成することも考えてみましょう。
▼自走できるライブコマースを目指すなら、ライブコマーサー研修「LIVURU EDUCATION」をおすすめします。
https://livuru.jp/
ワンストップで全てを任せられるからライブコマースの成果を実感できる
ライブコマースは効果的な販売手法のひとつですが、実際に売上が発生するまでには次のような段階が必要なこともあります。
- エンゲージメントを高めてファンを増やす
- 企業のキーメッセージを伝える
知名度がない企業の場合や、本来のブランド・商品メッセージが広く理解されていない場合は、売り急がずに上記の段階を踏むことで、企業メッセージや姿勢に共感してくれた顧客から良質な売上が発生しはじめます。
上記のような進め方が「難しい」とお考えなら、LIVURUがそのお悩みを解決します!
- 目的設定/企画作りから撮影ディレクションまでワンストップで対応
- 視聴者からのコメントや反応を活性化させて購買意欲をアップ
- 独自開発のシステムで分析し、継続的に効果を上げるライブコマースを実現
LIVURUの導入後に、アーカイブ合計で560万円以上の売り上げ・総視聴者数450,000人を達成した事例もあります。
▼数字を右肩上がりに変える戦略型ライブコマース「LIVURU」の内容をお確かめください。
https://livuru.jp/
分析と改善で「売れる仕組みづくり」を実現する
ライブコマースの成果を上げるには振り返りと分析・改善も欠かせません。
しかし、企業のライブコマースでもっとも多く利用されている「インスタライブ」は、ライブ終了後は肝心の視聴者数やコメント内容がまったく見られなくなってしまうという難点があります。
テイラーアップの提供するツール「snsforce」は、このコメントや視聴者数の推移をすべてログとして残せます。
▼コンテンツの改善ポイントを明確にするsnsforceで「売れる仕組みづくり」を実現してください。
https://www.snsforce.jp/
以下の「資料ダウンロード」ボタンから、ライブコマースの成功事例について詳しく紹介した資料をご覧いただけます。ぜひご利用下さい!