TikTokはさまざまなSNS/プラットフォームの中でもユーザーの消費行動に影響を与えることで知られています。つまり、広告媒体としても期待が持てるということ。この記事では、TikTok広告の主な種類や出稿のポイントについて解説します。自社に合う広告の選び方もお伝えしますので、同じ予算で「広告効果を高めたい」とお考えの企業のご担当者様はぜひご覧ください。
Contents
企業向けTikTok広告の主な種類
TikTokではメニューの数も多く様々な種類の広告を出稿することが可能ですが、ここでは企業向けの5種類の広告をご紹介します。全ての広告を見るにはTikTokビジネスヘルプセンターの「広告フォーマット」をご参照ください。また、広告出稿時には広告アカウントを開設しておきましょう。
インフィード
インフィード広告はTikTokのおすすめ欄に表示される広告です。ユーザーは通常動画と同様にいいねやコメント、シェアといったリアクションができます。通常動画に挟まれて表示されるため、広告感が薄いのが特徴です。
Top View(起動画面)
トップビュー広告は、ユーザーがTikTokアプリを開いた際に表示されます。TikTokで最初に表示される動画で、全画面表示される3秒間のテイクオーバー動画からインフィード動画に移行します。
ブランドミッション
ブランドミッションは、TikTokクリエイターにキャンペーン用の動画を作ってもらう広告です。クリエイターが作成した動画の中から企業がパフォーマンスの高い動画を選択し、選ばれたクリエイターには報酬が支払われます。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)を多く獲得できる広告です。
運用型
運用型広告は管理画面で配信内容やターゲット、予算を設定して運用する広告です。広告はオークション形式で配信されます。枠を買い取るため高額になりがちなブランド広告(インフィード・トップビュー)と違い、低予算で広告を始められるのが運用型の特徴です。
TikTokプロモート
TikTokプロモートはアプリで使用できる広告ツールです。利用すると公開動画をプロモート動画として設定でき、設定動画は広告として表示されるようになります。自動で選択された不特定多数のユーザー、性別や年齢などで絞り込んだユーザーなど、目的に合わせてカスタマイズしたターゲットのおすすめ欄に表示されるため、視聴者の増加やリーチ拡大が期待できます。
自社に合うTikTok広告の選び方
続いては、TikTokのさまざまな広告の中から、自社に合う広告の選び方をお伝えします。どういう基準で広告を選べばよいか迷った際にご一読ください。
広告出稿の目的から選ぶ
まずは広告出稿の目的から考えてみましょう。
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大まかには上記のとおりです。
ただしブランド広告にはある程度の広告予算が必要となるため、はじめてTikTokを出す場合は予算に合わせて運用できる運用型広告がおすすめです。
また、TikTokという媒体と自社商品やクリエイティブの相性を見るために、TikTokプロモートから始めるのもひとつの方法です。
TikTokプロモートなら、認知獲得やコンバージョン獲得などの目的に合わせたユーザー層に、自社で公開した動画を配信できます。ほかの広告よりも安価で1日あたりの予算も設定できるため、本格的なTikTok広告を運用する前のお試しに最適です。
他のSNSも含めて媒体を選ぶ
TikTokは拡散力が強いため、ぜひ早めに参入して運用を始めたいところですが、広告に関しては必ずしもTikTokで出す必要はありません。自社にとってTikTokよりも最適なSNSがあれば、そちらで広告出稿することも検討してみましょう。
TikTok広告が向いているかどうかは、ユーザー傾向から考えるのがおすすめです。
【TikTokユーザーの特徴】
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TikTokは10代の利用率70%と、若い世代を中心に人気のプラットフォームです。そのため、Z世代や若年層に商品やサービスを届けたいなら、TikTokへの広告出稿は最適です。
一方、インスタグラム(Instagram)のメインユーザーは20代ですが、30代以降の利用率も上昇傾向にあります。30代以降のいわゆるミレニアル世代やシニア層向けの商品やサービスなら、TikTokよりもインスタグラムやFacebookへの広告出稿をおすすめします。
まとめると、TikTokの広告が向いているのは以下のような企業です。
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TikTok広告の出し方・3つのポイント
最後に、TikTokに広告を出稿する際のポイントを3点解説します。
TikTokの特性を活かした動画を作る
TikTokのインフィード広告などは、通常投稿の間に表示されるためあまり広告感がありません。広告と意識せず見てもらいやすい一方、興味を引けなければすぐにスワイプして飛ばされてしまいます。
広告を最後まで見てもらうために、冒頭でインパクトを与えて視聴者の心をつかむことを意識しましょう。
▼TikTokで見てもらえる動画編集については、以下の記事をご覧ください。
企業が今すぐ取り組める、TikTokの動画編集のコツ!
広告スケジュールと内容をしっかり管理する
TikTok広告は、基本的に提出後に内容の変更ができません。掲載予定日30日前を過ぎてからキャンセルすると、費用の100%を支払うケースもあります。広告費用や出稿内容が問題ないかを事前にしっかり確認しましょう。
柔軟に内容を調整したいときや予算が限られているときは、まずは変更が効きやすい運用型から始めて後にブランド広告を検討するほうが良いかもしれません。
最適な運用方法を考える
運用型広告は配信内容やターゲット、予算などを設定できるメリットがありますが、オークション方式のため運用には知識が必要です。運用が難しければ広告代理店に相談することも選択肢に入れてみましょう。
また、コスパやタイパを考えるなら、ライブ配信から映像を切り出して広告クリエイティブを作るのもおすすめです。撮影・編集の手間が省けるため運用に集中できます。インスタグラムのリール動画など、ほかのSNSとの併用も視野に入れると、さらに効率的な広告運用が可能となります。
動画広告やショート動画の作成、動画に合わせたLP制作など、動画に関する戦略と制作はテイラーアップにお任せください。
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目的に合った広告出稿でTikTokでのプロモーションを実現
TikTok広告は通常コンテンツに紛れる形で表示されるため、広告感が薄く受け入れられやすいのが特徴です。その代わり、興味を引けないと飛ばされてしまったり広告と気付かれずタップされなかったりすることがあります。広告効果を得るためには、TikTokで見てもらいやすく、なおかつ行動を促すようなクリエイティブを作ることが重要となります。
TikTokの運用では継続的に動画を作成する必要があるため、効率も考えたいところです。動画をほかのSNSと併用して、効率の良いSNS運用を目指しましょう。
また、クリエイティブの品質を担保しつつ動画を量産するなら、ショート動画の作成を見込んだライブ配信をおすすめします。
ライブ配信のどこを切り取るかを判断するには、ライブデータの分析が必要です。効果的な分析には、通常は消えてしまう視聴者数やコメントなどのインスタライブのデータをすべて蓄積できる「snsforce」をぜひご検討ください。