企業が今すぐ取り組める、TikTokの動画編集のコツ! 【snsforce】

Z世代を中心としたTikTokの普及に伴い、マーケティングの一環として短尺動画・ショート動画が注目されるようになりました。

この記事では、企業がTikTokでの認知拡大やユーザーとのコミュニケーションを図る際に知っておきたい動画編集の考え方やコツを解説します。

 

TikTok動画編集のポイント

TikTokの動画構成にはさまざまなパターンがあり、アカウントの運用目的や伝えたいメッセージによって最適な構成は変わります。見せ方はいろいろと工夫できますが、動画を見てもらうには基本を押さえることが重要です。

 

【TikTok動画編集の基本】

  1. 冒頭でインパクトを与える
  2. 見る人に伝えたいことを際立たせる 
  3. ユーザーの行動を促す

 

TikTokでは、フォローしているアカウント以外の動画も流れてくる「おすすめ」に載せる、高評価の動画の条件として、いいね・コメント・シェアに加え動画の視聴時間と視聴完了率も重視されると考えられます。「おすすめ」に自社の動画が載るよう、できるだけ長く最後まで動画を見てもらうことも目指しましょう。

 

TikTokは指一本で簡単に次の動画に進めるため、冒頭でインパクトを与えて注意を引かないとスワイプされてしまう可能性大です。

 

伝えたいメッセージや動画のストーリーにもよりますが、ユーザーの意識を動画に向けるには、次のような始め方がおすすめです。

 

  • わかりやすい言葉で問いかける
    • 「何番目が好き?」
    • 「簡単に◯◯できるこれ知ってる?」
  • 引きの強い場面を持ってくる
    • オチを最初に持ってくる
    • 結果を見せる前のカウントダウン
  • 印象的なフレーズやビジュアルを使う
    • 変化を見せるビフォーアフター
    • メイクや料理のインパクトある完成形

 

まずは上記で注意を引いてから、印象に残るメッセージを伝えていきましょう。

 

企業向けのTikTok動画編集Tips

ここからは、企業アカウントに向けたTikTok動画の編集のコツをお伝えします。

 

TikTokのビジネスアカウントに切り替える

意外と見落としがちな点ですが、企業の運用なら、編集を始める前にビジネスアカウントに切り替えておきましょう。

 

TikTokでは音楽を動画に使用できます。ただし、流行りの音楽は、商用利用NGなことがあります。企業アカウントは、著作権違反にはとくに気をつけましょう。ビジネスアカウントなら商用楽曲ライブラリが利用できます。

 

TikTokのビジネスアカウントは動画やアカウントを分析できます。サイトへのリンクを張って販売ページに誘導しやすいのも、ビジネスアカウントのメリットです。

 

目的を定めてコンテンツを作る

動画を編集する前に欠かせないのは目的を決めることです。TikTok運用の目的が変わると、求められる動画も変わります。

 

具体的な目的の例としては「トレンドに乗って認知を高める」「自社の商品サービスと親和性の高いユーザーとの接点を作る」「商品の背景やストーリーを知ってもらう」などが挙げられます。

 

目的に合ったコンテンツとしては以下のような例があります。

 

【動画編集のアイデア】

  • トレンドに乗り、認知を高める:人気の音源やハッシュタグを活用したショート動画
  • 自社商品サービスと親和性の高いユーザーとの接点作り:やり方や知識を解説して学びを提供するショート動画
  • 商品の背景やストーリーの浸透紹介:自社サービス・商品の特徴や開発秘話やこだわりを紹介するショート動画
  • ストーリー:日常をショートドラマにして共感を呼ぶ

 

他にも色々な目的に応じたコンテンツ作りの例がありますが、迷ってしまう場合はプロに相談するのも良い方法です。

 

▼ショート動画の編集で方向性にお悩みのご担当者様は、以下よりお気軽にご相談ください
テイラーアップに相談してみる

 

飽きないようにテンポを良くする

冒頭で興味を引くことに成功したら、次は最後まで動画を見てもらうことを目指しましょう。

それにはテンポの良さがポイントです。1本の動画を以下のように3~4つのパーツに分けるとテンポの良い動画になります。

 

【おすすめの構成例】

  • フック+キーメッセージ+CTA(Call To Action:行動喚起)
  • 起+承+転+結
  • PREP法(Point:結論+Reason:理由+Example:具体例+Point:結論)

 

また、つながりが悪かったり間延びしていたりする動画は、ユーザーが飽きて最後まで見てもらえないかもしれません。撮影した動画をそのまま使うのではなく、テンポを良くする目的で編集しましょう。

 

【編集のポイント】

  • ジェットカット:「えー」などの余計な部分を削る
  • インサート:動画に関連する別の映像を挿入する
  • アフレコ:映像に音声をかぶせる

 

インサートは、食レポ動画に料理のアップをはさんだり、ランドセルの商品紹介に桜の映像を流したりする手法です。撮影時にはメイン映像以外もいろいろな角度で素材を撮っておきましょう。

 

目を引くようにテロップを入れる

テロップがあると、通勤・通学中の電車内など、音を出せない場所でも見てもらえます。文字があると無意識に読んでしまうため、離脱を防ぐ効果もあります。

 

ユーザーに伝えたいメッセージをテロップで出す場合、1文で一気に見せるのではなく短く区切ってテンポ良く切り替える、続きが気になるような構成にするなども良い方法です。

 

【例】

このエクササイズを1ヶ月やったら、こんなモデル体型になりました!

→ この/エクササイズ/1ヶ月/やったら/こんな/モデル/体型に!

→ 1ヶ月で /こんなモデル体型に!?/このエクササイズ/知ってる?

 

テンポの良さや続きが気になる伝え方でユーザーの注意を引き、「つい最後まで見てしまった」といった効果が期待できます。

 

TikTok動画の編集方法

TikTokのスマホアプリでは音楽やテキスト、エフェクトの追加などの編集が可能です。PCからは動画の投稿のみで編集はできません。なお動画編集アプリには商用利用NGのものがあるので規約を確認して利用して下さい。 

 

TikTokはコンテンツの移りかわりが早く、ひとつの動画が長期間注目されるわけではないため、継続的な投稿が重要です。

 

とはいえ、頻繁に撮影を行うのはなかなか難しいもの。品質を担保しつつ動画を量産するなら、ショート動画の作成を見込んだライブ配信がおすすめです。TikTok LIVEやインスタライブの映像から盛り上がった部分をショート動画として切り出せば、コスパ良く制作できて拡散も期待できます。

 

ショート動画の作成を視野に入れ、ライブコマースに挑戦してみるのはいかがでしょうか。インスタグラマー・TikTokクリエイターのキャスティングから、台本作成や撮影など、「LIVURU(ライブル)」ならすべての工程をワンストップでお任せいただけます。

 

見続けてもらえる動画に編集してTikTokでの集客を実現

TikTokは10代利用率70%と、若い世代を中心に伸びているSNSです。TikTokでバズったことをきっかけにヒットした商品もあるため、早めの参入をおすすめします。

 

さらに広くリーチするにはインスタグラムの運用と並行するのがおすすめです。編集したショート動画は、インスタグラムのリールやストーリーズに使いまわせばコスパも上がります。

 

また、ユーザーにサイト訪問や商品購入といった行動を促すには、ユーザーニーズの分析が必須です。

 

  • インスタライブやTikTok LIVEの実施
  • ライブ映像からショート動画を切り出しコンテンツ量産
  • ショート動画を各SNSに合わせて最適化

 

上記の流れで、より成果につながりやすいショート動画を作れます。テイラーアップが提供するインスタライブ分析ツール「snsforce」なら、通常は消えてしまうインスタライブの視聴者数やコメント内容を残せるため、より的確にユーザーニーズを把握できます。

 

ライブ配信後に顧客の声を分析し、サイトや商品の改善につなげていきましょう。

コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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