ソーシャルコマースの基礎知識を解説!今すぐ始められるSNS活用! 【snsforce】

企業にとっていまやSNS運用は必須課題です。集客や認知度アップ、ブランドイメージの向上はもちろん、販売促進ツールとしても役立ちます。SNSが普及するにしたがって、PRだけでなくEコマースの在り方にも大きな影響を与えました。そのなかで発展したのが「ソーシャルコマース」です。

 

この記事では、ソーシャルコマースの基礎知識や種類、メリット・デメリットについて解説します。ソーシャルコマースを視野に入れたSNS活用のポイントを交えながら説明しますので、日々のSNS運用にお役立てください。

 

ソーシャルコマースとは 

ソーシャルコマースはソーシャルメディアとEコマースを組み合わせた言葉です。これまでのSNS運用は、ECサイトなどの販売ページに誘導する集客ツールでした。ソーシャルコマースは、ソーシャル(交流)という言葉が示すとおり、SNS上での関係性で販売促進する仕組みです。

 

近年では、企業側からの宣伝よりも一般ユーザーの自発的な口コミ投稿といったUGCコンテンツの醸成が有効です。ソーシャルコマースにおいては、UGCのなかでもフォローしている知人・友人の発信した情報が特に重視されます。

 

日本のインスタグラム(Instagram)やFacebookでは実装されていませんが、海外ではカート機能が組み込まれSNS上で販売まで完結できるケースがあります。ソーシャルコマースにおいて日本は一歩遅れた状態ですが、販売促進という面においてSNS運用が無駄になることはありません。しっかりSNSを運用し、ユーザーとの関係やアカウントの強化を第一に考えましょう。

 

ソーシャルコマースの種類

ソーシャルコマースにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を以下にまとめました。

種類 特徴 代表的なサービス
SNS型 SNS上で商品の宣伝、販売を行う Instagram、Facebook
ユーザー参加型 クラウドファンディングを通じて投資、企画に参加 CAMPFIRE、Makuake
レコメンド型 他ユーザーのレビューを参考にする アットコスメ、Amazon、楽天市場
CtoC型 一般の消費者同士が取引する メルカリ、Yahoo!オークション
グループ・共同購入型 購入ユーザーが一定数に達すると割引がある Groupon、Pinduoduo

 

代表的なサービスサイトを見ると、どのような特徴があるのかがイメージしやすいのではないでしょうか。

 

CtoC型は一般ユーザーが対象のため、企業としての参加は難しい面があります。グループ・共同購入型は、日本ではグルーポンやポンパレが有名でしたが今は日本国内でのサービスを終了しています。現在の代表的なサービスはアメリカのGrouponや中国のPinduoduo(ピンドゥドゥ)となるため、日本からの参加は少しハードルが高いかもしれません。

 

企業にとっては、ソーシャルコマースという点においてもSNS活用という点でも、SNS型に絞った運用がおすすめです。日々の投稿だけでなく、インスタライブなどのライブ配信でタッチポイントを増やせます。ちなみに、ライブ配信を用いたライブコマースもソーシャルコマースの一種です。

 

ユーザー参加型やレコメンド型は商品や企画ありきのため、まずはSNS運用でつながりを築き、次の段階として考えるのが良いでしょう。

 

ソーシャルコマースのメリット

続いて、ソーシャルコマースのメリットをお伝えします。

 

メリット1:無料で簡単に始められる

SNSのアカウントは無料で作成できるため、思い立ったタイミングで手軽に始められるのは大きなメリットです。日本のインスタグラムに販売機能はありませんが、より多くの機能が使えるビジネスアカウントが無料で始められ、販売ページに誘導できるショッピング機能が使えます。

 

多くのSNSはアカウントを複数作ることも可能なため、日常的にSNSを使っている若年層はコミュニティに応じてアカウントを使い分けています。SNSを使いこなす若い世代に届きやすいのも、ソーシャルコマースのメリットだといえるでしょう。

 

メリット2:ユーザーとの関係を強化しやすい

ソーシャルコマースでは、コメントやシェア、ライブ配信などSNSならではの機能でタッチポイントを増やせます。そのため、接触する回数が増えるほど相手に親しみを抱きやすい「単純接触効果」で、ユーザーとの関係を強化しやすくなります。信頼関係を築きファン化を促進できれば、SNSがファンコミュニティとして機能するでしょう。

 

ソーシャルコマースなら、日常的に情報を発信し続けることで認知から購買までを自然とつなげられます。SNSで商品やショップのコンセプトを伝えることで、ユーザーにとってより思い入れの強い存在となれるでしょう。

 

メリット3:ECサイトへの集客を強化できる

ソーシャルコマースではSNS上での関係性が重視されます。フォロー中のブランドや企業アカウントからはもちろん、個人ユーザーのシェアや投稿から販売ページにたどり着くケースも考えられます。広告やSEO(検索エンジン最適化)だけでなく、SNSからの流入が見込める点もソーシャルコマースの大きなメリットです。

 

Web広告ではクリエイティブの出来により費用対効果が左右されたり、SEOではコンテンツ作成や効果が出るまでに時間がかかったりする点がデメリットです。ソーシャルコマースなら、発信内容に対する戦略は必要ですが、SNSでの継続的な情報発信でコストを抑えた集客が可能です。

 

ソーシャルコマースの注意点と対策

メリットに続いて、ソーシャルコマースのデメリットや注意すべき点を、対策とともに考えてみましょう。

 

注意点1:アカウントの成長に時間がかかる

ソーシャルコマースのメリットとして、費用を抑えられる点が挙げられます。その一方で、成果を出せるまでに時間がかかる点はデメリットだといえるでしょう。

 

フォロワーが少ない段階から、一気に売上が伸びたり多くの反応があったりするわけではありません。SNSのアカウントを育てるために、ある程度の時間を見込んでおく必要があります。

 

また、ソーシャルコマースにおいては定期的かつ継続的な情報発信が重要です。そのため、コンテンツ作成の時間が思った以上にかかるかもしれません。とくに視覚的な訴求力の高さが特徴のインスタグラムは、投稿する画像や動画にもこだわる必要があるでしょう。

 

自社のリソースに不安がある場合は、状況に合わせた外部支援を受けるのもひとつの方法です。ライブ配信の企画やキャスティング、配信や広告と連動したLP(ランディングページ)制作ならテイラーアップにお任せください。

 

注意点2:プラットフォームの影響を受ける

ソーシャルコマースの大きなデメリットは、SNSのアルゴリズムや規約変更にアカウントが影響を受けることがある点です。突然、アカウントの評価が悪くなったり投稿があまり露出されなくなったりしてしまうと、売上に影響が出る可能性もあります。

 

レコメンド型などでは、サイトを通してしかやり取りできず、顧客のメールアドレスなどの連絡先がわからないケースも少なくありません。退店時にお客様の情報を引き継ぎできないと、せっかく築き上げたつながりを次のビジネスに活かせません。

 

そのほか、デザインやページの作り込みに制約があり、思うような表現ができないなど、良くも悪くもプラットフォームの影響を受けるため、それを踏まえて選びましょう。

 

ソーシャルコマース実施のためにSNSを強化しよう!

ソーシャルコマースはSNS型から取り掛かるのがおすすめです。SNSマーケティングの一環としても、SNS運用は企業にとって必須だといえます。

 

ただし、日本ではまだSNSで決済まで完結できるソーシャルコマースは普及していません。この先の実装に備えつつ、今は関係性を活かして集客・販売する手法としてSNSアカウントの強化とEC整備に注力しましょう。

 

運用するSNSはいくつあっても良いのですが、なかでもインスタグラムをおすすめします。インスタグラムなら若年層に届きやすいというソーシャルコマースのメリットを大いに生かせ、投稿やリール、ストーリーズに加えてインスタライブでもタッチポイントを増やせます。

 

インスタグラムの強みをさらに活用するなら、コンテンツの改善ポイントを明確にする「snsforce」の導入をご検討ください。snsforceなら、通常は消えてしまうライブデータを全て残してマーケティングや商品開発に活かせます。

 

さらに、snsforceにはコメントに対して自動でDMを送信できる機能があります。SNS上で決済ができないという日本のソーシャルコマースの弱点を、販売ページに誘導できるsnsforceならカバーできます。

 

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SNSアカウントの育成や運用に手いっぱいでライブ配信にまで手が回らないとお悩みなら「LIVURU」がおすすめです。LIVURUなら企画やキャスティングを含めたライブコマース全般をお任せいただけます。ライブ映像を切り出したショート動画の作成やLP制作もテイラーアップの得意分野ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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