インスタライブは編集してとことん使い回そう!企業のSNSマーケ活用術 【snsforce】

インスタライブは、Instagram(インスタグラム)のライブ配信機能で、リアルタイムに視聴者とつながることができる人気のツールです。

 

インスタライブを「配信して終わり」にする企業もありますが、それはとてももったいないことです!インスタライブは編集して再利用することで活用の幅がぐっと広がります

 

この記事ではインスタライブを編集するメリットと基本的な編集方法、効果的な編集テクニックなどをご紹介します。

 

「インスタライブを使って消費者にもっとリーチしたい!」「ブランドの魅力をより多くの人に伝えたい」と考えている方々は、ぜひ参考にしてください!

 

インスタライブを編集する必要性

インスタライブの編集には多少手間や時間がかかるため「編集する必要あるの?」と思われる方もいるのではないでしょうか。ここではインスタライブを編集する必要性やメリットを解説します。

 

  1. 編集することですぐに本題に入れる
  2. 短尺動画として再利用できる
  3. 広告などクリエイティブに使用できる

 

インスタライブをより収益に結びつくコンテンツにするために、ぜひ押さえておきましょう。

 

1.編集することですぐに本題に入れる

インスタライブを編集することで、「視聴者が必要なところだけ」「今知りたい情報だけ」をぎゅっと短くすることができます。重要な部分や盛り上がった部分だけを残すのがポイントです。

 

編集で視聴時間を短縮し、視聴者にとっての負担を減らすことができ、離脱防止にも効果的です。

 

たとえば新商品発表会のライブ配信をした場合、最初のあいさつなどをカットし、商品紹介の部分を中心に再編集して投稿すれば、見逃したユーザーも短時間で要点を把握できます。

 

2.短尺動画として再利用できる

1回のインスタライブから3〜5本の短尺動画が切り出せます。ぜひ編集してコンテンツを使いまわしましょう。

 

ライブ配信から切り出した動画は、「いかにも広告」というものでなく、自然でUGC(ユーザーが作ったコンテンツ)に近い雰囲気にできるのが利点です。

 

さらにTikTokやYouTubeショートなど他のプラットフォームに短尺動画を投稿することで、新たな視聴者層にアプローチすることができます。

 

「どこを切り出せばいいのか…?」と迷う場合は、ライブデータ取得や過去ログを蓄積できる「snsforce」の導入がおすすめです。ライブデータから配信中の盛り上がりやコメントを確認できるため、切り出すべき箇所が見つかりやすくなります。

 

 

視聴者数やコメントが多い箇所を切り出すのが基本で、シナリオの時点で切り出すことを想定して作成するとさらに編集しやすくなります。

 

短尺動画を用いたSNS戦略については次の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
短尺動画を使ったマーケティングが熱い!企業が積極的に取り入れる理由やライブコマース動画の生かし方も紹介

 

3.広告などクリエイティブに使用し幅広いユーザーにアプローチができる

編集後の動画を広告などのクリエイティブ(短尺動画やバナー素材など)に利用することで、これまでリーチが難しかった「ライトユーザー」にも情報を届けることができます。

 

例えば、商品紹介や重要なハイライト部分に焦点を当てた短尺動画を作成し、SNSや広告プラットフォームに投稿することで、新たな視聴者層の関心を引きやすくなります。また複数の広告用クリエイティブを作成することで、さまざまなチャネルに展開でき、インスタライブのリアルタイム視聴をしないユーザーや、興味を持ちそうな新規ユーザー層にもアプローチすることができます。

 

このように、インスタライブを編集することで、限られたリソースから最大限のマーケティング効果を引き出せるのが大きなメリットです。

 

インスタライブを効果的に編集するテクニック

編集といっても、やみくもに動画を短くするだけでは良いものになりません。インスタライブを効果的に編集するテクニックを3つ紹介します。

 

  • 重要なシーンをハイライトとして抽出する
  • 無駄な部分をカットしてテンポを良くする
  • 字幕や視覚的なエフェクトを追加する

 

重要なシーンをハイライトとして抽出する

視聴者が最も興味を持ちそうな場面を抽出し、ハイライト動画にまとめることは編集の基本です。商品の説明や視聴者とのコメントのやり取りなど視聴者が知りたいシーンを選ぶことで関心を引きやすくなります。

 

例えば、視聴者からの質問に回答するQ&Aセッションをハイライトに使用すると、視聴者の関心や共感を得やすく、親近感を持たせる効果が期待できます。短くまとまったハイライト動画は、「通勤中にインスタを流し見」しているユーザーにもパッと概要を知ってもらえます。

 

無駄な部分をカットしてテンポを良くする

インスタライブには「えー」や「そのー」のような意味のない言葉や準備中の無音時間が入りがちです。このような無駄な部分をカットすることで、視聴者がコンテンツをスムーズに視聴できるようになります。

 

また「デザインや商品名などを言い間違えた」「うっかりNG発言」など、ミスやハプニングもカットできるのが編集の良いポイントです。

 

無駄な言葉をカットするだけでテンポの良い動画になり、視聴者が飽きずに最後まで見てもらえる可能性が高まります。

 

字幕や視覚的なエフェクトを追加する

編集のよいところは視覚的なエフェクトや字幕を追加できることです。特に商品紹介の編集では、重要な機能や特徴を字幕で強調することで、視聴者に意図が伝わりやすくなります。

 

字幕や視覚的なエフェクトで視認性が高くなると、次のようなメリットがあります。

 

  • 情報を一目で理解しやすくなる
  • 注意を引きつけ「止まって見てもらえる」可能性が高まる
  • 「今すぐ購入」「詳細はこちら」などCTAが目に留まりやすい
  • 視聴者の記憶に残りやすく、再訪やリピート利用を促す

 

ただし、30~40分の長い配信全編にエフェクトなどを追加しても、労力のわりにフルで見てもらえる可能性は低いかもしれません。長尺の動画でも見てもらえるのはライブ配信ならではの特徴です。リールとして編集する際には、重要なシーンを短くまとめ、視聴者の関心を引きつける工夫が必要です。

 

インスタライブの基本的な編集方法

インスタライブを編集する方法は比較的簡単で、主に次の2つの機能を利用します。

 

  • インスタ内蔵の編集機能を活用する方法
  • 動画編集アプリを使用する方法

 

インスタグラム内蔵の編集機能を使えば他のアプリなしで作業が完結するため手軽です。

 

1. インスタ内蔵の編集機能を活用する方法

インスタグラム内蔵の編集機能を活用すれば、動画を撮った同じ画面でまるっと編集できるのでとても手軽です。

画像のようにアイコンが並んでいるので、タップするだけで編集できます。

 

編集できる内容は下記の通りです。

  1. スピード調整と分割
  2. 音源の編集
  3. 動画の切り取り
  4. 拡大・縮小&回転
  5. 取り消し/やり直し

 

本格的な編集を想像している人には「物足りない」と感じるかもしれませんが、初心者でも操作しやすくスムーズに業務を進められるのがメリットです。

 

ライブの冒頭や終わりの余分な部分を簡単にカットしたり、拡大や縮小で画角に変化を持たせたり、しゃべるスピードを少し早くしたりするだけで、視聴者にとって飽きのこない動画に仕上げられます。

 

2. 動画編集アプリを使用する方法

高度な編集には以下のような動画編集アプリを使用するのも1つです。

 

【動画編集ツール例】

  • Adobe Premiere Elements : 動画制作に必要な全ての機能がそろったオールインワンアプリ
  • Canva : 動画編集ツールではないもののデザインから動画編集までできる
  • CapCut : 短尺動画編集に強みがあり、無料で利用可能(商業利用不可)

 

動画編集アプリを使えば、著作権フリーのBGMや視覚的にわかりやすいテンプレートを活用するなど、インスタ内蔵機能では難しい高度な編集が可能です。

 

ただし、高度な動画編集機能は誰でも簡単に使いこなせるわけではなく、リソースや労力は多くかかります。どこまで本格的に編集するかは、得られる効果とのバランスを考えて取り組みましょう。

 

編集後のインスタライブを効果的にシェアする方法

【効果的にシェアする方法】

  • インスタグラムのリールを使って短尺のライブを保存する
  • 異なるプラットフォームを活用して相互に宣伝する
  • ストーリーズでの再投稿による露出増加
  • 広告クリエイティブに使用する

 

「リール」は、インスタグラムの機能の1つです。気軽にシェアできるので、初見の人の目にも止まりやすく「おすすめで流れてくる動画をついつい見てしまう」という人も少なくないでしょう。フォロワー以外にも動画が届きやすく、バズりやすいのも特徴です。

 

ほかにも、インスタライブの編集動画を他のSNS(Facebook、Twitter、TikTokなど)でシェアすることで、異なるユーザー層にアプローチし、視聴者を増やすことができます。

 

編集したインスタライブの一部をストーリーズで公開することは再生数を増やすのにおすすめです。ストーリーズ機能の役立つ使い方については次の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ストーリーズ機能のマーケティングに役立つ機能や使い方完全ガイド

 

ライブ編集を成功させるための注意点

最後にインスタライブの編集を行うときの注意点もいくつか紹介します。

  1. 編集の目的を明確にする
  2. ターゲットに合わせたストーリーを構成する
  3. 編集後のコンテンツを事前にテストする

 

とくに大切なのが、ライブ配信の内容に合わせて編集の目的を設定することです。編集の目的が明確であれば、編集作業の方向性がブレず、視聴者にとって分かりやすいコンテンツが作りやすくなります。

 

ライブ配信の内容 編集の目的
エンターテインメント性の高いもの
  • テンポを意識する
  • 視覚効果(トランジション、テキスト、エフェクト)の追加
新商品発表
  • 商品の魅力を最初に伝える
  • テキストで特徴を補足する
  • 商品の使用シーンを具体的に見せる
イベントやセミナー
  • 視聴者の関心を引くイントロ作成
  • 重要なコンテンツの抜粋
  • 視覚的なグラフィックや字幕を追加
Q&Aセッション
  • 視聴者にとって有益な質問を優先的に残す
  • 質問内容を簡潔に表示
  • 質問ごとにチャプターを追加

 

視聴者に響かない動画にならないように、目的に合わせた編集を心掛けましょう。

 

編集したコンテンツを公開前にテストすることで、編集中には気付かなかった改善点にも気付くことができます。手順は以下のとおりです。

 

【公開前のテスト配信の手順】

  1. テキストやトリミングなど動画を確認する
  2. 音量が適切で、視聴者にとって聞きやすいか確認
  3. 「プレビュー」や 「限定公開」「ストーリーズで公開」しテスト投稿
  4. スマートフォンやその他デバイスでの表示確認
  5. 改善箇所を整理し修正する
  6. 修正箇所を含めて全体を再度確認

 

リールやストーリーズには「プレビュー」機能があります。この機能を使って、投稿する前に編集内容が適切かどうか、文字やエフェクトの配置が画面からはみ出していないかなどをチェックできます。ほかにも、テスト専用の非公開アカウントを作成し、そのアカウントを使って動画を実際に投稿し確認するのも一つの手です。この方法であれば、公開前に本番さながらの環境で動画の再生テストが可能です。

 

プレビューで確認した際に、テロップや字幕が見やすいかどうか、音声に問題がないかも再度確認しましょう。

 

インスタライブは編集してマーケティング効果を最大化しよう

インスタライブは編集することで活用の幅がぐっと上がります。ライブ配信をライブ配信だけで終わらせないことが編集のメリットです。

 

インスタライブで盛り上がった部分や視聴者のニーズがあった箇所を中心に編集すると、効果的な動画を作成できます。しかし、「どの部分を編集に使えば良いのか分からない」と悩むこともあるかもしれません。

 

そんな時に役立つのが「snsforce」です!このツールを使えば、ライブ中のコメントや盛り上がりのデータをログとして保存できます。ログをみて「この場面のニーズがある!」「ここは編集でカットしよう」などの戦略が立てやすくなります。そのため、効果的な編集を行うためには「snsforce」の導入が欠かせません。

 

▼ライブデータ取得・DMの自動送信でインスタライブの売り上げを伸ばす「snsforce

 

また「編集で使いやすいインスタライブ」のためには、インスタライブのライブ配信に必要なすべての工程をワンストップでお任せいただける「LIVURU」がおすすめです。

 

ライブ配信に関する知見やリソースがなくても、成果を出すための仕組み作りまで対応します。貴社のニーズに合わせたサポートを提供いたしますので、ぜひご相談ください。

 

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コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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