【インスタグラム】ストーリーズ機能のマーケティングに役立つ機能や使い方完全ガイド 【snsforce】

世界のアクティブユーザー数が20億人を超えたインスタグラム(Instagram)。その中でも「ストーリーズ」は人気の機能としてユーザーに親しまれています。「ストーリーズ」とは、通常のフィード投稿(タイムライン)とは別枠で縦型の画像や動画を投稿でき、24時間で消えてしまうため、気軽に投稿・シェアできるインスタグラムの機能です。

 

本記事では「インスタのストーリーズ機能って何ができるの?」というインスタ初心者さんや「ストーリーズをマーケティングに役立てたい」という企業のマーケティング担当の方に向けて、基本的な機能や投稿方法について解説します。

 

記事の後半では企業がストーリーズをマーケティングに活用する方法を詳しく説明します。今すぐ知りたい方は「 マーケティングに役立つストーリーズの使い方」を参考にしてください。

 

Contents

インスタグラム(Instagram)の「ストーリーズ」6つの特徴 

ストーリーズはインスタグラム(Instagram)の機能の1つで、「ストーリー」と呼ばれることもありますが、同じものです。24時間で消える写真や動画を投稿できる機能で、日常の一コマを多くの人と手軽に共有できます。

若年層を中心に個人でのやり取りに使うのはもちろん、インスタの公式アカウント運用に力を入れている企業も少なくありません。実際、帝国バンクが2023年に実施したアンケートによると、企業が運用するSNSのシェア1位はインスタグラムだったとも言われています。

ストーリーズ機能の大きな特徴は、以下の6つです。

  1. 24時間経過すると自動的に消える
  2. フルスクリーン表示でインパクトがある
  3. 質問スタンプやアンケートなどコミュニケーションが取りやすい
  4. ハイライト機能を使えばプロフィール上に長期間保存できる
  5. ストーリーズを閲覧したユーザーが確認できる「足跡機能」がある
  6. ユーザーのタイムラインの一番上に表示される

それぞれの特徴を詳しく紹介します。

1 .  24時間経過すると自動的に消える

インスタのストーリーズは、投稿から24時間経過すると自動的に消える仕様です。「短期間の公開」という縛りにより、フォロワーに対して「期間限定キャンペーン」や「この投稿を見た人だけの特典」などの特別感を演出できます。

ほかにも終了間近のキャンペーンなど、フィードやリールなどにずっと残ると邪魔になってしまう情報を発信するのに便利です。

グリッド投稿(9枚の投稿をつなげて1枚の絵のように見せるもの)の途中でイベント告知などを入れたい場合にも、ストーリーズなら邪魔になりません。

 

2 . フルスクリーン表示で視覚的なアプローチができる

ストーリーズはスマホの画面全体を使ってフルスクリーンで表示されるため、強いインパクトがあります。これは視覚的な訴求力が高く、ブランドイメージを直感的に印象づけることができます。

特に商品のビジュアルを魅力的に伝えたいときに効果的です。

 

3 . 質問スタンプやアンケートなどコミュニケーションが取りやすい

ストーリーズには質問スタンプやアンケート機能があり、コミュニケーションが楽しくなる工夫があります。これにより、ユーザーは気軽に意見やニーズを投稿しやすくなります。

例えば、アンケート機能を使ったユーザー調査もマーケティングに効果的です。商品開発に関する意見を募りやすくなり、ユーザー目線の意見が手に入りやすいでしょう。

 

4 . ハイライト機能を使えばプロフィール上に長期間保存できる

「ハイライト機能」とは、インスタグラムのストーリーズをプロフィールページに表示するための機能です。24時間で消えるストーリーズも、ハイライト機能を使うことで長期的にプロフィール上に保存しておくことができます。

さらに、「グルメ」「美容」などジャンルごとに分けて表示できるので、インプレッション数(投稿が表示された回数)も期待できます。

「ストーリーズの投稿が思った以上に反応があったのでもっと多くのユーザーに見てほしい」というときにも「消えてしまって残念」とならずにすみます。

 

5 . ストーリーズを閲覧したユーザーが確認できる「足跡機能」がある

ストーリーズには、閲覧したユーザーを確認できる「足跡機能」があります。「足跡機能」とは、インスタグラムのストーリーズを閲覧したユーザーを確認できる機能です。 これにより自社のアカウントを見に来た視聴者層の把握ができます。

自社の投稿に興味を持ってくれる層がわかると、ターゲティング広告や特定ユーザーへのアプローチの精度がぐっと上がります。

 

6 . ユーザーのタイムラインの一番上に新着順で表示される

ストーリーズはユーザーのタイムラインの一番上に新着順で表示されます。そのため視認性が高く、ユーザーがアプリを開いた際に「すぐに目に留まることが期待」できます。

インスタグラムのユーザーの中には、新着順でストーリーズを追っている人も少なくありません。他のアカウントのストーリーズを見始めると連続再生されるため、フォロワーだけでなく、新たに発見したユーザーにも自然に見てもらえる機会が増えます。

 

ストーリーズの投稿方法・4ステップ  

「ストーリーズ」の投稿方法は難しくありません。

たった4つのステップで投稿できるので、ここで確認しておきましょう。

  1. プロフィール画面右上の「+」マークから投稿画面にアクセスする。
  2. 投稿したい画像や動画を選択する
  3. 画像や動画を加工する   
  4. 視聴範囲(全体公開・リスト内だけの限定公開)を決めて公開する

 

ストーリーズで使える8つの機能  

企業のマーケティング担当が知っておきたい「ストーリーズ」の機能は下記の8つです。

  • テキストや文字入れ 
  • ハッシュタグ
  • リンク
  • GIFスタンプ
  • 質問やQ&Aスタンプ
  • BGM (バックグラウンドミュージック)
  • 位置情報
  • レイアウト機能

ただ投稿するのではなく、これらの機能をいかして魅力的なストーリーズを作成しましょう。

 

1. テキストや文字入れ   

ストーリーズは写真だけではなく、テキストや絵文字を追加して、メッセージを伝えられます。色やフォントも自由に選択できるため、ブランドカラーや商品イメージに合わせたカスタマイズが可能です。

 

例えば、手書き風の文字やアニメーションテキストで「セール」や「イベント情報」などを短いキャッチフレーズで伝えることで、ユーザーの注意を引く効果があります。

 

2. ハッシュタグ  

興味のあるハッシュタグを追って、インスタを見るユーザーも少なくありません。そのた関連性が高く、人気のあるハッシュタグを追加することで、フォロワー以外にも投稿を見つけてもらうことができます。

「#コスメ好きさんと繋がりたい」「#カフェスタグラム」「#飯テロ」など、ハッシュタグをうまく活用することで、フォロワー以外のユーザーにもリーチできる可能性がぐっと上がります。

 

3. リンク 

ストーリーズ内は外部リンクを貼ることができるので、ECサイトやブログ記事などに直接誘導できます。

リンク機能を使ってセール情報や新商品のお知らせなどでユーザーを特定のページに誘導し、購入や会員登録といったコンバージョンを狙うのも効果的です。

 

4. GIFスタンプ 

動くGIFスタンプをストーリーズに追加することで、商品に関するリアクションやキャンペーンの盛り上げ、親しみやすいブランドイメージを演出できます。

視聴者の注目を集めるストーリーズを投稿して、再生数アップを狙いましょう。

 

5. 質問やQ&Aスタンプ   

質問スタンプやQ&Aスタンプを使うと気軽に顧客の声を集められます。写真や動画に「質問はありますか?」とか「これはなんでしょう?」というようなスタンプを押すとその下にテキストが入れられるような設定です。

商品についての質問をスタンプで募ることで、反応をリアルタイムで知ることができるため、必要に応じて改善点を見つけすぐに対応できます。

 

6. BGM (バックグラウンドミュージック)

ストーリーズにBGM(バックグラウンドミュージック)を追加すると、聴覚的な要素が加わり、視聴者により強い印象を与えます。

特に、なんとなくスクロールしているユーザーにとっては、BGMのあるストーリーズが手を止めるきっかけとなるでしょう。また、プロモーション動画やブランドストーリーを伝える際にも非常に効果的です。

 

7. 位置情報

位置情報を追加すると、特定の地域のユーザーにリーチしやすくなります。例えば、イベント開催地や店舗の位置情報を含めることで、その地域に関心のあるユーザーに投稿を届けることができます。

また、位置情報をタグ付けすることで、関連する地域や場所に関する他の投稿と一緒に表示され、ブランドの認知度向上にも役立ちます。

 

8. レイアウト機能

レイアウト機能を使用すると、最大6枚の画像を1つにまとめて投稿できます。これにより、複数の商品やイベントの様子など、関連性のある情報を一度に視聴者に伝えられます。

例えば、商品の使用シーンやビフォー・アフターの写真を一つのストーリーズでまとめて見せるのも見やすいでしょう。ほかにも、キャンペーンの内容を一度に伝えたい場合や、複数の商品を比較して紹介する際にも便利です。

 

【企業必見!】マーケティングに役立つストーリーズの使い方

インスタグラムは、企業にとってフォロワーとのエンゲージメントを強化し、ブランド認知度を向上させるための強力なツールです。

 

ここでは、企業がストーリーズをマーケティングに活用する4つの方法を詳しく説明します。

 

  1. 「リポスト機能」の口コミ効果で認知度の拡大を狙う
  2. 「ハイライト」で過去のストーリーズを長期保存する
  3. 「リンク機能」を使って売上やリード獲得を目指す
  4. 「ハッシュタグ」を使って発見してもらえる機会を増やす

 

「リポスト機能」の口コミ効果で認知度の拡大を狙う

リポスト機能を活用すれば、ユーザーが企業の商品やサービスについて投稿した内容を公式アカウントで簡単にシェアできます。

 

これにより、商品やサービスを実際に使ったユーザーの体験や感想を広く紹介でき、自然な形で口コミ効果が生まれます。特にフォロワー数の多いインフルエンサーや、満足度の高い顧客の投稿のリポストは効果的です。

 

また、キャンペーンやコンテストの実施時にリポスト機能を活用することで、フォロワーを巻き込み、リーチを効果的に拡大し、ブランド認知度を高めることができます。

 

「ハイライト」で過去のストーリーズを長期保存する

ストーリーズは通常24時間で消えてしまいますが、ハイライト機能を使うことでプロフィールに長期保存し、いつでもアクセス可能にできます。これにより、重要なストーリーズを残してフォロワーに見返してもらうことが可能です。

 

ストーリーズは、キャンペーンやイベントの告知を頻繁に行っても、他の投稿の邪魔にならず、効果的に情報を発信できることが魅力です。しかし、そうではない投稿の場合、ハイライト機能を使って、FAQや重要なキャンペーン、プロモーションなどをまとめておくことで、フォロワーが必要な情報を簡単に見返すことができます。

 

「リンク機能」を使って売上やリード獲得を目指す

インスタのストーリーズ内にリンクを挿入することで、フォロワーを簡単に自社サイトやECサイト、キャンペーンページなどに誘導できます。

 

ストーリーズはフォロワー数が多いアカウントにとって、外部からのアクセスを集める手段として効果的です。例えば、新商品の紹介ストーリーズにリンクを貼ることで、視聴者を直接購入ページに誘導し、売上向上に繋げられます。

 

またキャンペーンページに誘導することで、見込み顧客のリードを獲得しやすくなります。リンク機能は、エンゲージメントをビジネスの成果に結びつけるために非常に有効な手段です。

 

「ハッシュタグ」を使って発見してもらえる機会を増やす

ストーリーズにハッシュタグを付けることで、フォロワー以外のユーザーにもコンテンツを発見してもらえる機会が増えます。特にトレンドに合ったハッシュタグは、新しいフォロワー獲得やエンゲージメントの向上が期待できます。

 

例えば、キャンペーンやイベントに特化したハッシュタグを使用することで、関連する投稿を簡単に検索・閲覧できる環境を作り、同じ興味を持つユーザーを効果的に引き込むことが可能です。

 

また、「#表参道ヘアサロン」など、地域や特定の業界に関連するハッシュタグを使用するのも、ターゲット層に的確にリーチする方法の一つです。

 

インスタグラム「ストーリーズ」活用事例2選  

ここまでマーケティングに役立つストーリーズの使い方を紹介しましたが、ここからはストーリーズをうまく活用している企業の具体例を紹介します。

 

事例1 . 「ストーリーメンション」を活用し、UGCキャンペーンを実施  

A社は、SNSでキャンペーン告知を投稿、購入したドリンクをストーリーズに上げると1杯無料になる店頭キャンペーンを実施し、UGC(ユーザー投稿)の促進に成功しました。

 

このキャンペーンの成功の鍵は、SNSに特化し、投稿効果を最大化するツール「snsforce」の導入です。「snsforce」の機能の一つに「ストーリーメンション」があります。この機能では、ユーザーが「企業アカウントをストーリーズでメンションしたり、コメントしたり」した場合、あらかじめ設定されたDMを自動で送信することが可能です。

 

ユーザーがメンションをつけてストーリーズを投稿すると「ストーリーメンション」経由でクーポンをプレゼントするなどのキャンペーンが簡単に行えます。

 

ただし、「snsforce」では、どのようなストーリーズが投稿されたかまでは内容を判別できないため、無関係な投稿で特典を受け取られてしまう可能性がある点に留意しましょう。

 

ユーザーが投稿したストーリーズのスマホ画面を店舗スタッフに見せることで、クーポンやノベルティがもらえるといった形式が効果的です。

 

事例2 .  時短料理レシピを提供!「料理の悩み」を募るストーリーズを展開

B社は、時短料理レシピを提供する人気のアカウントです。ストーリーズを活用してユーザーの関心を引くための以下の施策を行っています。

  • 初心者向けの簡単なレシピを紹介することで料理初心者のユーザーを集める
  • ユーザーからの料理に関する悩みを募集し、インタビュー応募フォームへ誘導する
  • ユーザー投稿(UGC)を企業アカウントでリポストする
  • クイズ機能を使った投稿をする

 

初心者向けの「ラク」なレシピをストーリーズで紹介し、気軽に料理に取り組むきっかけを提供しています。

 

またユーザーからの料理に関する悩みを募集し、応募フォームへ誘導。ユーザー投稿(UGC)のリポストも活発です。クイズ機能を利用して、今後公開するレシピに対するユーザーニーズのリサーチにも役立っています。

 

インスタグラムのストーリーズを使って効果的なマーケティングをしよう

インスタグラムの「ストーリーズ」は、マーケティング担当者にとって魅力的なツールです。この記事ではインスタのストーリーズを使ったSNSマーケティングを強化する方法を紹介しました。

 

ストーリーズをうまく活用することで、以下のような効果が期待できます。

  • 24時間で消える特性を活用して「今だけ」のキャンペーンを告知
  • リンク機能を使ってストーリーズから直接ウェブサイトやECサイトに誘導し売上やリード獲得
  • 「足跡機能」やアンケート機能を利用したマーケティング
  •  GIFスタンプやテキスト、BGMを使うことで、視覚的にも聴覚的にも魅力的なコンテンツ作成

 

ぜひこの記事で紹介した機能や活用事例を参考にして、より魅力的なストーリーズ投稿を作り、フォロワーとのつながりを強化しましょう。

 

さらに、インスタグラムはストーリーズだけではなく、ライブ配信ツールとしても優秀です。ライブ配信の効果を最大化できる「snsforce」はDMの自動送信だけではなく、ライブデータの取得に欠かせません。

 

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コラムの監修者

和田英男/COO

株式会社幻冬舎出身。新規事業設立、上場企業の幹部、外資消費財メーカー/家電メーカーのデジタル領域PR等の経験を通じ、2020年に株式会社TailorApp設立。国内での多くの企業が失敗し続けてきたライブをコマース軸からマーケティング/データ軸に切り替え、様々な企業を支援。そのノウハウを大手メーカーや代理店に対する講演やDX研修、記事執筆の活動も行う。

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