若い世代を中心に人気の高い「短尺(たんじゃく)動画」。別名「ショート動画」ともいわれます。
企業にとって短尺動画の活用はとても幅が広く、ぜひ導入してほしいマーケティング手法です。短尺動画を使って売上やブランドの認知度を向上させている企業は少なくありません。ライブ配信やライブコマースの動画データを使えば制作時間も短縮できてコスパがいいだけではなく、SNSとの相性も抜群です。
この記事では、企業のデジタルマーケティングを任されているものの、最近の動向を追う時間がない…とお悩みの担当者様向けに、短尺動画の概要や活用方法を紹介いたします。
短尺動画を使った企業の成功事例についても紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
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Contents
短尺動画とは
短尺動画は、視聴時間が15秒から60秒、長くても3分以内の短い動画です。この短い時間で視聴者の注意を引き、瞬間的にメッセージを伝えることができるため、多くの企業がマーケティングに取り入れています。
TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなどのプラットフォームがショート動画を提供しており、特に若い世代を中心に広がっています。公式アカウントで短尺動画を発信する企業も増え、注目が集まっています。
短尺動画はテレビCMのように新規に撮影することもありますが、ライブ配信の切り抜きを利用すれば非常に短時間でコスパ良く短尺動画を作れます。30分程度の長尺のライブ配信から15秒~1分程度のハイライトシーンを切り取って複数の動画を作れます。ライブ配信の中でも反応の良かったシーンを選べばより効果が期待できます。
企業が短尺動画を取り入れる2つの理由
企業がマーケティングやプロモーションなどの一環として短尺動画を取り入れている主な理由は下記の2つです。
- 制作時間が短くコスパが良い
- SNSとの相性が良く拡散力が高い
理由1. 制作時間が短くコスパが良い
短尺動画は15秒程度の短い動画のため、制作が比較的簡単で撮影や編集にかかる時間や費用が少なく、本格的な機材がなくてもスマートフォン1台で撮影から編集まで完結できます。
なかでもおすすめしたいのが、ライブコマースやYouTube動画の二次利用です。配信済み動画の中から、視聴者の反応の良かった部分を切り取り編集するだけなので簡単に制作できます。新しく撮影する必要がないため取り組みやすい点も魅力です。
理由2. SNSとの相性が良く拡散力が高い
短尺動画はSNSとの相性が良く、視聴者はボタン1つで簡単に動画を拡散できます。
例えば、InstagramストーリーズやX(旧Twitter)のポストなど多くのSNSに短尺動画をシェアできる機能があり、企業の公式アカウントでも内容や工夫次第で「バズりやすい」のが特徴です。
SNSを通じて広範囲にわたるリーチ(配信先のユーザー数)とエンゲージメント(視聴者が動画に対して行う反応)を実現できます。そのため企業のメッセージがより多くの人々に伝わり、ブランドの認知度や売上の向上につながります。
短尺動画の活用方法
短尺動画は多様な用途で活用され、幅広い分野で利用できます。以下に具体的な活用方法を紹介します。
- マーケティングやプロモーション
- ナーチャリング( 顧客育成やFAQ)
- SNS戦略
マーケティングやプロモーション
短尺動画はマーケティングやプロモーションで大きな効果を発揮します。例えば、以下のような場面で使用できます。
製品紹介
ユーザー生成コンテンツ(UGC)
ティーザー広告(覆面広告ともいい、断片的な情報だけを公開したもの)
ブランドストーリーテリング
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ナーチャリング( 顧客育成やFAQ)
ナーチャリングとは、「認知していない顧客に知ってもらう→なんとなく知っているから買ってもらう→既存顧客からリピーターにつなげる」といったように、段階的に顧客を育成していくことをいいます。
ハウツー動画
Tips(ティップス)
FAQ動画(よくある質問と回答)
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上記のような顧客育成にも短尺動画は活用できます。
SNS戦略
SNS戦略とは、企業やブランドがSNS(Facebook、X、Instagramなど)を活用して、特定の目標を達成するための計画や手段を指します。
具体的なSNSでの短尺動画機能と期待できる効果は以下のとおりです。
Instagram/Facebook ストーリー
Instagram リール
Youtubeショート
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比較的費用がかからないSNSを使い短尺動画を効果的に活用することで、マーケティングやプロモーションの効率を大幅に向上させることができます。
ライブ動画を短尺動画に利用する際の「注意点」
ライブコマースやライブ配信の動画データを短尺動画に利用する際の注意点は「動画の尺」と「テンポ」です。
短尺動画では短くテンポの良い編集が大切です。ライブコマースは30~40分あるものの、切り出すときは「短く」が鉄則です!1本あたり15秒から長くても1分までにしましょう。
10~15分の動画を作ったものの、現在主流の15秒程度の動画と比べるとまだ長く、なかなか見てもらえない企業も少なくありません。それなら15秒の短尺動画を4本など、短いものをたくさん作っていくほうが絶対におすすめです。
ライブコマースの映像で良い短尺動画を作るコツは、ライブコマースの企画・配信段階から「こういう短尺動画を作りたい」と意識しておくことです。
たとえばコスメであれば「手に取ってテクスチャーを見せる」「顔に塗る」など、短尺動画のハイライトになりそうな場面を台本に盛り込んでおきましょう。その他にも、コメントが多かったシーンなど切り取ると反応の良い短尺動画になりやすいです。
短尺動画のメリットを最大限に引き出す「snsforce」とは?
「snsforce」は、過去のライブデータを蓄積し、詳細に分析することができるツールです。このツールを使用することで、「視聴者がどの部分に興味を持っているのか」「どのような疑問や不安を抱いているのか」を把握する手がかりを得られます。
ライブ配信を短尺動画にする際には、視聴者の関心が高かった「ハイライトシーン」を使用することが重要です。しかし、コメントやデータが残っていない場合、視聴者の反応が良かったシーンを特定するのは困難です。
「snsforce」は視聴者のコメントの盛り上がりを分析し、どのシーンが視聴者に最も響いたのかを明確にします。これにより、効果的な短尺動画を作成しやすくなり、視聴者のエンゲージメントを高めることができます。
視聴者の反応を基に次回の配信や短尺動画の内容を最適化し、マーケティング効果を最大限に引き出し企業のメッセージをより多くの視聴者に届けましょう。
snsforceの詳細を知りたい方は、無料でダウンロードしていただける資料を用意しましたので、ぜひお役立てください。
ライブコマースの配信を短尺動画に利用した成功事例
ここでは、ライブコマースの配信を短尺動画に利用した化粧品会社の成功事例を紹介します。
【経緯】
・メインで扱っている化粧品のターゲット層は40~50代。しかし、20~30代向けの新商品を販売することになった。 【課題】 ・元々の人気ブランドの印象が強く、新商品のターゲット層を勘違いされていた(認知の不足) 【対策】 ・KOLにライブコマースを依頼。動画データから短尺動画を作成、さらに広告配信にも使用した 【結果】 ・短尺動画の再生回数も順調かつ約100万円以上の売り上げがあった ・新商品の認知が正しいターゲット層に広がった |
ライブコマースは能動的に見に来ているユーザーが対象のため、再生回数が少なくても売上に結びつくことがあります。
一方、短尺動画は「流れてきてなんとなく」という状態でも見られやすいため、再生回数だけで見れば増えやすい傾向にあります。さらに、出演者のフォロワー数に大きく影響を受けます。その点でいうと、A社の13万回再生は「大成功」というわけではないかもしれません。
しかし、この事例で特筆すべきポイントは、短尺動画と広告配信の連携が成功し、100万円以上の売上を記録した点です。
このように短尺動画の強みとライブコマースの特徴を組み合わせて結果を出せると良いですね。
ライブコマース→短尺動画をマーケティングに活用しよう
短尺動画は、視聴者の注意を引きつけ、瞬間的にメッセージを伝えるための効果的な手段です。
企業が短尺動画を取り入れる理由として、制作時間の短縮とコストパフォーマンスの良さ、そしてSNSとの相性の良さが挙げられます。また、短尺動画はマーケティングやプロモーション・顧客育成(ナーチャリング)・SNS戦略などに幅広く活用でき、その効果は絶大です。
ライブコマースの配信を短尺動画に活用することで、ブランドの認知度や売上の向上が期待できます。具体的な事例やツールの活用方法を参考に、自社のマーケティング戦略に短尺動画を取り入れ、効果を最大限に引き出しましょう。
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